ちょっとふの 昭和50年代の京浜急行
その2 釣掛駆動車
’03.01.11作成
とにかく速かったです。京浜の釣掛車。
当時、旧国なども好きでいろいろ乗りに出掛けて行きましたが、100km/h超の高速までグイグイ引っ張る俊速な釣掛車には他で出会うことはありませんでした。(関西にはすごいのが多くいたらしいですが・・・)
この頃京浜急行の釣掛車は、前面3枚窓の230形と400形デハ400やデハ420は末期で、前面2枚窓の湘南マスクを持った3ドアの400形デハ440、460、470と4ドアの500形がはばをきかせていました。音的には更新車であるデハ460,470,500の三菱150kwモータ装備車が一番好きで、新町(川崎)〜逗子海岸を結ぶD急行には音、臭い、揺れ、迫力など存分に楽しませて貰いました。電車が空転滑走することを教えてくれたのもこの電車達でした。
400形 465F + 467F 京浜川崎 空港線にも進出したデハ460 朝の逗子急行は釣掛車オンパレード |
400形 471F + 437F 京浜川崎 狙いの三枚窓デハ420にふられ、来たのは これまた貴重な437F。わりと幸運か(笑) |
500形 501F + 503F 京浜川崎 サハを抜かれ3連化された直後の500形 大師線4ドア化功績を残した元2ドアの名車 |
400形 441F(上)、445F(下) それぞれ東急、川車製の台車を履く 400形のOK台車もなかなか良い |
400形 471F + 473F 3連化された471F、473F 一段下降窓+側面表示器+釣掛音に 当時は違和感バリバリでした |
デハ467 糀谷〜大鳥居 NewOM-1+50mmを片手に自転車で撮り回っていた頃 この時の一眼レフカメラは今も現役です |
400形 467F 大鳥居〜穴守稲荷 自分の中では400形デハ460が空港線専用車という 感じがしていました |
400形 463F 京浜蒲田〜糀谷 夕暮れの第一京浜を渡る。カーブは平成の現在よりもきつく 直角に曲がってくる400形はなかなかユーモラスでした |
400形 463F 京浜蒲田〜糀谷 第一京浜踏切横の歩道橋から写す。400形のデハ461〜474と500形は三菱の150kwMMを載せた TS-806台車に交換されており1000形、700形に似た外観ともあわせ釣掛車らしく見えなかったです。 最後まで残った500形はサハにも400形発生品のTS-806を履かせたためなかなか整っていました。 ただ、車軸に大歯車を残したままだったのがユニークでした。 彼らコンプレッサが国鉄形AK-3だったのもなかなか自分好みで良かったです。 |
400形 449F 神奈川新町 これまた人気だった400形全M6両編成 足周りは更新されていなかったためマイルドなサウンドの 110kwモータであったが俊速さはなかなかgood。 鋳鉄シュー使用による鉄粉散らしまくりのブレーキも良し(笑) |
500形 デハ506他 神奈川新町 大雨の中100km/hオーバーからの制動に台車からは湯気が モクモクと。(鋳鉄シューの電車ならはっきり湯気が写ったかも) この時代のレジンシューはカーボンカスが出たためか、500形 とか460形が止まった後は線路が黒かったです |