「25時から」
新連載の頁です。2000年の4月から2007年まで続けていた「気まぐれ月報」(最初は週報)を引き継いでブランクを超えて再開するものです。、
先の月報では、最初に以下のようにお伝えして開始していました。
「皆さんは争議というものをどう見ているでしょうか?<争議団>という言葉自体を初めて聞くという人もあると思います。労働組合自体を古めかしい存在と感じている人も少なくないと思いますので、争議ということになると、激しい労使紛争で大変だなとか、できれば自分には無縁であってほしい、自分だったら関わらず避けて通る、等の受けとめ方をしている人も多いと思います。当たり前のことですが、争議はもとより労働組合運動を志して就職したわけでもなかったので、争議に入ったとき、私も仲間たちも初めてのことばかり経験しました。
しかし、体験するケースが少ないこの争議という世界は、意外に奥が深く、そこでしか得られないようなことも沢山あります。争議を闘っている組合の日常に触れながら、これまで経験したこと、私たちの現場からどんなことが見えてきているかを伝えていければと思います。」
この時の想いは変わっていませんが、自らの争議を通しながら、労働運動、さらには社会的諸課題をめぐる取り組みにも活動を広げてきた私たちから見た世界につき発信していくことも、ささやかながら捨てがたい意義を帯びるものとなるのではないか、まだ出会えていない皆さんへのメッセージに、また若い次世代の皆さんへの置き文にでもなれば、ということで、この頁を再開することにしたものです。
組合ニュースでの闘争報告とは別に、読み飛ばしていただければと考えています。
東京ふじせ企画労組 代表 國分 眞一