2011.4.6 記
福島原発の事故、3週間余り経って新たな爆発がないこと、外国の支援も入ったことから、何となく安心していますが、圧力容器内に残っているであろう燃料、使用済み燃料プールに残っているであろう燃料、それぞれ穴が開いたりして外にこぼれているであろう燃料を、これから何年もの間、どうやって安定的に冷却を続けていくのか、まだまだ心配です。
これまで、原発の安全性に無関心であったことを反省し、今この時点で思うことを記録に留めて置きたいと思います。
日本の原発関係者は、隕石が直撃するというような確率の低いことには対策をする必要がないと考えていたように思います。そんな心配をする人は変人扱いだったのかも知れません。津波に襲われる確率はもっと高いと思いますが、それでも「過去数百年にわたって大きな津波の被害がなかった場所なので想定外でした」という言い訳をするのかも知れません。
このような考え方からすると、「想定」というのは、あらゆる心配を考えたものではなく、確率の低いことは「起きない、起きたらそのときはそのとき」といった「割り切り」のことだったと思わざるを得ません。
原発も、他の施設と同じように「割り切りを超えた問題が起きたときには、使用不能になるだけ」ならば、コストパフォーマンスの観点から「割り切り」もやむを得ないと思います。
原発の怖さは、「割り切りを超えたことが起こり手に負えなくなっても、投げ出せない」という点だと思います。
火力発電所であれば、多分、爆発炎上するかも知れませんが、何日か後には自然に鎮まるでしょう。ところが、原子力発電所は、燃料を冷却できない状態を放置したら大変なことになりそうです。「具体的にどうなるのか」は、一般人には全く分かりません。投げ出せないことだけは確かなようです。
今も稼動している他の原発があります。「投げ出したらどうなる」というシミュレーションを行い、公表して欲しいものだと思います。そして、「投げ出しても自然に鎮まる」あるいは「何が起きても、手に負えなくなるようなことには決してならない」対策を講じることが急務だと思います。