【TV番組】 百歳バンザイ!-絵筆に心託す-
百歳バンザイ! 2007年1月27日(土) NHKで初回放映
(100歳の安澤隆雄さんを取材した番組)

17〜8年前に水墨画をほんの少し習っていた事があり、その時の先生が安澤梨雪(安澤隆雄)先生です。僅かで挫折した生徒の私にも毎年年賀状を下さいます。今年 の年賀状にこの番組に出演と書かれていました。予約録画をしていて今頃になって視聴しました。

年賀状

何しろお元気なご様子にビックリ!
私が習っていた80代の始めの頃と全く同じです。お肌もツヤツヤでむしろ若返ったようにさえ見えます。奥多摩をハイキングされている姿にまたビックリです。
あの頃奥様を亡くされてお一人で暮らしているとはお聞きしていましたが、百歳の今も一人暮らしをされているそうです。本当にスゴイ!

1906年7月20日生まれ。ハイキング歴80年。
山歩きは、目的地に付いてホット一息ついて達成感味う事が出来るとの事。山で自然に触れる事が元気の源。山には人を引き付ける霊気があるから虜になると言う。
山でスケッチをしてそのイメージが鮮明なうちに家で色付けをして絵を仕上げる。その積み重ねから水墨画を描く。

水墨画は風景画ではなく心の中の理想郷を描くもの。沢山の風景に出会って心が豊かになるほど良い作品が描けると言う。心の中の描きたいと言う気持ちを勢いを込めて山水画にする。水墨画歴40年になられるそうです。

19歳の学生時代から20年間も中国に住んでいらっしゃった事は知りませんでした。山水画を描かれる原体験が在ったようです。昔習っていたお教室も写り、同じように教えていらっしゃる姿と、あの頃70代だった方(今は当然80代後半ではないかと)も写っていて感慨深いものがありました。
私は何も積み重ねて来なかったような気がする・・・

91歳で亡くなられた中国時代からのお友達の子供さんに、揚子江を行く三艘の舟の絵を贈る。三人の子供が平安な人生をおくれるようにと舟の絵に心を託して。思いを込めた作品は人の心を打つものだと改めて感じました。

お元気で良かった。そしてテレビを通じてパワーを頂いたようで、感謝です。

(2006.4.8記)

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