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【展覧会】 小室桂子 個展
小室桂子個展 会期:2006年5月14日(日)〜5月20日(土)
会場:東京交通会館 B1 ギャラリー玻瑠

 江戸表具を愛する会にいつもご協力頂いているアトリエKの小室桂子さんの個展に伺いました。
いつもながらのパワーに圧倒されました。前の週に同じギャラリーで私達の「ごぶりんばあほお展」を開催したのですが、四人分纏めても適わないほどの表現力でした。とても80歳の方の作品とは思えない若々しさに溢れた作品ばかりです。

桂子さん

こちらが、小室桂子さんです。
1926年生まれ。石井鶴三に師事。立体彫刻及び油彩絵画を続けてこられ、一線美術展の絵画部に所属。各種公募展・グループ展に出品されています。

桂子個展01

ギャラリー玻瑠の正面です。小室桂子さんの絵ゃ彫刻の特徴は、なが〜〜い足!の人物。以前東京都美術館で拝見した油絵は、あまりにも巨大でビックリしました。今回は、天井が低いギャラリーなので小さめの作品を展示されていました。中央の像は、ブロンズです。

彫刻が専門。油絵は自己流で正式に習った事は無いとの事。教員をされながら三人のお子様を育て、親の介護、事故に遭われたご主人の介護と、作品に携わる時間を取ることも儘ならない日々だったようです。何度も挫折しては、思い直す。その繰り返しの中で、70代になってから大きく活動を始めた桂子さん。今回は、80歳にして始めての個展でした。桂子さんのパワーに触れると、「私達はまだまだ」と思い、「もっと頑張らないと!」と言う気持ちになります。

来年も個展をされる計画があるようです。楽しみにしています。

桂子さんのお礼状にしたためられた一首

「仐(かさ)さして 絵筆・ねん土とゆきたけれ 暮れなんとして 道遠けれど」


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