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【第二回展の準備から開催まで】


2001年5月に開催した第一回展の会場で 「次はいつなさるのですか?」 と何名かの方に聞かれました。

「やっと第一回展を開いたばかりなので、二〜三年後くらいです」 と答えていたのですが・・・・

掛け軸を一幅仕上げるのは、とても時間がかかります。私達は主婦ですので、家事の合間に時間を見つけて作業しなければなりません。裏打ち(注:1)をして乾かして、また裏打ちをする。作業場所(注:2)がきちんと確保できるわけでもないので、そのたびに場所を作って作業しては片付ける。その繰り返しです。第一回展は、数年間の蓄積があってやっと開催できたのです。次の展覧会のことなど考える余裕はありませんでした。

しかし、メンバーの一人から千葉のギャラリーの情報。知り合いの行きつけのお料理屋さんのお店の中にあるギャラリーとの事。小さな会場で第一回展を開催した世田谷区と場所も離れているので、「規模を小さくしてやってみようか?」などと誰ともなく言い出し、会場を見ないうちから全員賛成であっという間に第二回展開催が決定してしまいました。

早速、情報元のメンバーの一人が会場を見に行き、雰囲気の良いところとの事で申し込み。期日も、10月末からの6日間と決まりました。

そこは、千葉県白井市にある"茜"と言う和食のお店です。一階にクリエーターコーナー「道草」、二階にぎゃらりい「Akane」を併設されています。私達がお借りしたのは、約20平方メートルの ぎゃらりい「Akane」 です。どちらのコーナーも"手作り品でオリジナルティのある作品の展示"を目的にされています。5月の第一回展-世田谷美術館区民ギャラリーが80平方メートルでしたので、今度はその四分の一の会場です。

注:1・・・・裏打ちとは、紙や布などの作品にに裏打ち用の紙を貼ることです。掛け軸は何枚もの裏打ち用の紙を貼り合わせて仕上げられます。
注:2・・・掛け軸を作成するときには、6尺×3尺(180センチメートル×90センチメートルくらい)程度の大きさの板(シナベニヤなど)を床に置くか、台に置いて作業できる場所が必要です。
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