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ごぶりんばあほお展


2005年と同じ、世田谷区三軒茶屋のキャロットタワー2階のギャラリーカフェくりっくの壁面に、四季折々に楽しむ事のできる表具の小品を展示させて頂きました。展示期間は、

2007年12月16日(日)〜2008年1月19日(土)の1ヶ月でした。

窓側にも、小屏風を数点展示させて頂きました

会場01

今年は子年なので、ごぶりんばあほおの一員が主宰する書道教室の生徒さんにネズミの絵を描いて頂きました。下記に大きな画像でご紹介します。

子年の軸
本紙: 鈴木智香子(小学二年生)
(半紙に墨で絵と字)

形式: 大和三段表具

裂地: 天地は鼠色の正絹の裂
中廻しは緞子
一文字と風帯には「子」模様を箔貼り。

裏打ち紙: 総裏紙は、奈良の福西和紙本舗
(宇陀紙保存技術保持者-福西弘行 氏)
の手漉き和紙を使用。

伝統的技法による仕立てです。
床の間にも壁面にも飾る事ができます。





※大和三段表具とは、・・・・・中国から伝わった表具が日本で様式化された大和仕立てと言う形式には、真・行・草の三体があります。 そしてその三体の中にまた真・行・草の形があるので(草は草の行と草の草のみ)八つの形式に分ける事ができます。

この大和三段表具は、行の行の形式で本表装(本仕立て)とも言われる表具の形式です。 一番良く見る事ができる形式の掛け軸でしょう。

(詳しくは掛け軸の形式をご覧下さい)

連幅

本紙は、襖の見本帳です。松竹梅の図柄なので三幅を連幅として一緒に飾っても良いし、一幅ずつ飾っても良いと思います。



拡大画像

今回は、洋間にも合う小さな表具という事で、お子様の書や絵なども和の可愛いインテリアになりました。掛け軸十二幅、パネル三つ、小屏風四つを展示させて頂きました。 まだまだ仕立て方に課題が多い事を考えさせられた展示でした。

本紙にご協力頂いた方々、ご覧下さった方々、どうもありがとうございました。


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