10・9全争議団闘争勝利!総決起集会
10・22争団連統一行動の成功をかち取る!
2009年10月9日、午後7時ら、豊島区民センターにおいて「全争議団闘争勝利!総決起集会」が開催されました。
 集会は、大道測量闘争、駿台闘争のそれぞれの当該の司会で始められました。
 最初は、解決、勝利争議団報告。今年多くの議論を巻き起こす中で解決をかち取った柴法争議団と協定書をこれからどう履行させるかの課題を抱えながら解決をかち取った東海技研闘争の当該からそれぞれの報告を受けました。
 続いて連帯挨拶。破防法・組対法に反対する共同行動の仲間からは、共謀罪を永遠に廃案に追い込もう」と力強い挨拶を受ける。沖縄一坪反戦地主関東ブロッタの仲間からは、普天間基地問題や揺れ動く沖縄の現状が、切迫感を持って語られ、渋谷のじれんの仲間からは、渋谷の宮下公園から野宿者が追い出され、ナイキ社が跡地を使おうとしている問題が訴えかけられました。声を上げる市民の会からは、日の丸・君が代が、学校現場で強制されている問題とそれに対する渡辺厚子さんらの闘いが語られ、全国争議団交流会からは関西争議交流が、関西の状況を報告、労働法連絡会からは、派遣法をはじめとする労働法の現状が、心神喪失者等医療観察法を許すなネットワークからは保安処分の問題などが発言されました。職場からの連帯挨拶では、連帯成増病院の若い仲間から組合員の拡大をかち取ったことが生き生きと語られました。


 争団連事務局から本集会の基調が提起されました。事務局は、基調の中の力作である「情勢」を全文報告しようと試みるが、長文過ぎて、世界情勢を読み上げたところで、司会者に止められ、日本の情勢は、報告できなかった。そして緊急アピールが、経営側から一億四千万円もの損害賠償請求を受けた旭ダイヤの仲間からなぜか明るく楽しそうに語られました。続いて10・22争団連統一行動の決意表明が、間接強制攻撃と闘う論創社当該、明大生協の当該から語られ、三十年以上の長期争議を闘う品川臨聴闘争の仲間から品川闘争勝利の決意が熱く語られ、シュプレヒコールで集会を締めくくりました。

63名の労働者が論創社の森下社長に抗議の声
10月22日、争団連統一行動(中部交流会・出労交集中行動)として、論創社森下社長自宅前行動を展開しました。
 はじめに、はりつきながらの情宣行動を行なった。その後、森下社長宅に団体交渉の申
入れを行ないました。訪問するとチャイム1回目ですぐに森下社長が出てきた。社長はパジャマ姿で片手に電話の子機を持っていました。団体交渉の申入れをしようとすると、社長は「読まなくていいです」「いただければ」と言って、さっさと奥に行こうとしたので、争議状態になってから5年も経っている点、早く解決を決断するようにしていただきたい点を告げ、申入書を渡しました。社長は、「検討します」と言っただけであった。
「検討します」は争議勃発当初からの森下社長の口癖です。つなぎの用語であり、その場をごまかすための手法です。今回この言葉が自然に出てきたということは、社長が相変わらず不誠実、反組合の姿勢を崩していないことの裏付けとなりました。また、何か他のことをしながら組合に対応するという常套手段も見られました。今回は、電話をしながら組合に対応する姿勢を見せることで、組合に向き合う暇なんてないんだよとアピールしようとしたのである。
 申入れ行動の後は社長が自宅内にいることを確認した上で集会を開始しました。はじめに当該が直前の申入れの様子と法廷闘争の近況などを報告、続いて、集中行動としてとりくんだ出労交(ふじせ闘争)が発言しました。さらに、連帯挨拶として、渋谷のじれんに発言をいただきました。決意表明その1としては、第2次民事弾圧攻撃がしかけられている旭ダイヤ闘争が中部交流会として発言、決意表明その2は、次現場で同じく中部交流会の明大生協闘争が行ないました。そして、最後にシュプレヒコールを浴びせて行動を終えました。
 論創社闘争において、争団連統→行動は2回目であるが、社長自宅闘争については初の取り組みでした。60名を超える結集で社長に肉迫し、抗議の声を集めることができました。
 
明大生協闘争・大学会館前団交申入行動新展開、大成功!
早朝から闘われた論創杜社長自宅への団交申入れ行動・抗議集会を成功裡に勝ち取った全体は正午にはお茶の水、明治大学大学会館前に移動しました。
 この間大学は労組に対し納谷学長宅周辺での情宣等禁止を初発に長堀理事長宅周辺での情宣等禁止、2月入試期間中の全国の入試試験場周辺での情宣等禁止、夏休み期間中のオープンキャンパス全日の各校舎周辺での情宣等禁止と立てつづけに攻撃をかけてきました。さらに10月18日に行われたキャンパス・カミングデーには「密行」なる手段を用いて裁判所に情宣禁止の仮処分を出させたのです。これらの命令にはすべて間接強制という卑劣極まりない手段が加わっている。労組に金がないことは百も承知で掛けてきたこの攻撃はあきらかな「脅し」であり「消耗」を期待しての姑息な攻撃です。労組はこのような攻撃に対し裁判所において真正面から反論を展開し、異議審を勝ち取り、その成果はすでに大学の姑息さと無様な悪あがきを白日のもとにしてきました。
 今回、争議団秋季統一行動の重要闘争として、また中部交流会集中闘争として闘われた大学会館前団交申入行動は大成功を収めました。
 今申入集会はこれまでの集会とは展開を変え、集会の間中全員が立ったままで大学に抗議し、アピール、情宣をするという方法をとりました。集った全員が大学会館前に集合、全員が大学側を向いての抗議行動となる。12時に労組当該と支援共を先頭として大学会館玄関で総務への取り次ぎを申し入れるが総務はおろか守衛さえも顔を見せません。ガードマン3名にその場を預けて知らぬ振りを決め込んでいる大学。その大学へ対し高々と抗議のシュプレヒコールを挙げる。まず始めにこの間の経過を基調として報告、その後多くの仲間から大学へ向けた抗議のアピールを続けました。
 最初に争団連を代表して三信自動車当該が、明治大学の生協潰し、都労委、中労委の反動的な棄却命令、それに続く様々な場面での間接強制付きの仮処分攻撃に対して、共に闘ってきた仲間として強く抗議するとともに今後も争議団として全国の仲間とともに闘っていくと連帯挨拶を述べました。間接強制対策会議からは中大当該が同じ大学生協の労働者としての立場も踏まえ、労組活動を禁圧する目的でかけてくる「金員取り立ての間接強制・仮処分に対し断固として抗議、「このような攻撃によって闘いをやめることなどありえない」と強く主張し、連帯を表明。その後旭ダイヤ闘争当該からは自らの闘いに掛けられた1億4660万円の理不尽な損害賠償要求裁判に敢然として闘うことの決意表明、つづけて中部集中闘争としても闘い抜いた論創社当該から早朝闘争の成果と今後の闘いの決意が表明されました。最後は明大生協闘争支援共議長が労働委員会闘争の報告として、都労委・中労委の反動棄却命令を弾劾、さらに労働委員会審問では労組が質量ともに大学を圧倒する内容を示しえたこと、労組の主張が客観的に示されたことなど詳細に報告し、今後の闘いへの共闘を訴えました。

品川臨職庁舎前闘争、72名の結集で
        区当局に四団体共同申し入れ行動を行う!

 統一行動の第3現場は品川区庁舎前。47団体72名の結集で庁舎正面口、防災センター口で団交要求行動を展開、その後、力強い庁舎前集会を打ち抜きました。(詳細は、南部交流会の09秋季の集中闘争=品川臨職闘争報告のページを参照ください)