3・9全国争議団交流集会を開催
      −3・10には全国結集行動を展開!

 第27回を迎えた全国争議団交流会・交流集会が、3月9日、東京の地で開催された。争議団連絡会議(東京)、関西争議交流会(関西)および、北部九州反弾圧争議団労組交流会(九州)に結集する計34争議団が主催し、16団体の協賛、27団体11個人の賛同など労働組合や地域共闘の協力の下に開催された。今回は東京南部の品川中小企業センター。
 当日朝10時より「争議を勝たせる地域共闘の強化へ向けて」をテーマとする討論会がおこなわれ、その後、協賛団体会議(36名)がもたれた。午後より三つのテーマにわかれて分科会が開催された。第一分科会は「争議経験交流」。第二分科会「争議非合法化に抗して」、第三分科会「争議を闘う合同労組運動」。夜の交流集会には、東北、関東、関西、九州から総勢92名が参加。司会は東京からはベッツ闘争、九州から福岡県南生協労組が担当。
連帯発言は、予防訴訟を進める会(日の丸・君が代)、立川自衛隊監視テント村、心神喪失者等医療観察法を許すな!ネットワーク、破防法・組対法反対共同行動。その後、ジャパマーハイツ、オートウェイ、洋書センターの各闘争から、勝利・終結報告を受けた。基調報告は争団連が行い、争議非合法化攻撃を打ち破り、全国の争議団の共闘の力で勝利をもぎ取っていこうと呼びかけた。また、戦争と治安弾圧に反対する決議、労働契約法制定弾劾決議が提起され、それぞれ満場の拍手で採択された。その後東北から九州まで、50を超える全国の争議団が自らの争議の中身を、短い時間の中にぎっちりと押し込んで熱っぽく語り、全国の共闘の力を確認、さらなる勝利へと前進する意気込みを表現した。
 決意表明は、翌日の全国結集行動の現場を担う4団体からなされ、それぞれ力強い呼びかけを行い、シュプレヒコールで締めくくった。
 翌日、反動命令を出し続ける都労委抗議行動に63名、都労委反動命令を許さない明大抗議行動には91名、第二次争議に突入したジャレコ闘争には94名、国鉄和田闘争に80名が結集、全国争議団の圧倒的力を示した。都労委が昨年一二月一二日、明大生協闘争とス労自主闘争に対し、組合の不当労働行為救済申立を棄却し、明治大学とエクソンモービルの不当労働行為を免罪する命令を出したことに対し、厳重に抗議した。審査課長は「申し入れ書」の読み上げ中に「(写真を)写さないでください」などと喚いたが、全体で抗議し申し入れを貫徹。明大生協闘争(団交申入れ・集会)は、一〇時に団体交渉の申入れを行うために大学会館前に赴き、総務への取次ぎを要求。しかしながら大学は守衛を配し私たちの申入れを無視し拒否した。その後すぐ会館前において抗議の集会を開いた。ジャレコおよびジャレコ・ホールディング本社(赤坂DSビル)前に明大から移動。住友不動産のビル管理社員二名、制服警備員四名、ビル前歩道両側にぴたっと本庁、赤坂署の私服警官が貼り付く。これに対して全体を二つに分け、厳しく抗議・追及、権力を退かせた。抗議のシュブレを行い、社前集会を開催した。参加は九四名。最後は国鉄和田闘争。新橋の鉄道運輸機構(国鉄清算事業本部)前集会では、まず、和田会からの経過報告と裁判闘争を闘い抜く決意が語られ、その後80名もの全国の仲間の結集で申し入れをおこなった。総じて、本庁公安二課3名、および各現場での所轄署公安5、6名が、べったりと貼り付く弾圧体制の中、ジャレコ闘争における権力排除行動などによって、これを現場に近づけさせず、その介入を一切封じ込めて早朝からの四連続闘争を貫徹できた。
争団連統一行動=4・12中大包囲デモを闘う!
 4月12日、争団連統一行動・三多摩労争連集中行動として、中大生協闘争「3・25刑事弾圧糾弾!」中央大学包囲デモを94名の結集で闘った。
 当日、モノレール駅改札外には20名以上の大学警備員が配置され、前段の集会場所である松原公園周辺には一八名(本庁公安四名含む)の私服警官が待機。そうした中、集会は一一時半に予定通り開始。まずは当該からこの間の経過報告と「弾圧から一年経過した今も、この攻撃で争議を潰そうとする生協・大学に対する怒りは些かも衰えることは無い。更に闘争を強化していく」と決意表明。続いて連帯発言は4月11日に最高裁不当判決が出た立川監視テント村、共謀罪廃案に向け闘っている破防法・組対法共同行動、1月の日雇全協デモで刑事弾圧をかけられた山谷争議団反失実の仲間、続いて、三多摩労争連の仲間から発言を受けた。支える会からは、今日のデモは被弾圧者13名(1名は怪我で参加できず)が揃ってのデモである事や、デモコースの説明がおこなわれ、12時20分にデモ出発。
デモ隊は多摩丘陵を「弾圧粉砕!闘争勝利!」のコールを高らかに大学正門前へと突き進み、周辺住宅の窓から「何事か?」と顔を覗かせる人もしばしば。一時前には大学正門前に到着。門扉は閉められ内側には30名もの大学職員(警備員10名ほどを含む)が立ち並んでいた。そこに94名の力のこもった抗議のシュプレをたたきつけた。デモ終盤にはトンネルをくぐって、解散地点でもある松原公園に帰る。最後に争団連(旭ダイヤ闘争)が「弾圧で争議を潰すことは出来ない事を大きく示すことが出来た」と、まとめ発言をして、デモ成功を確認した。48団体94名。