10・6全争議団闘争勝利総決起集会を開催!
 10月6日、渋谷勤労福祉会館において、「全争議団闘争勝利総決起集会」が開催されました。土砂降りの雨が降りしきる中、各争議団をはじめ、全都の仲間が結集。
 司会挨拶の後、新争議団として新たに争団連に加わった東京中部地域労働者組合・論創社、連帯労働者組合・ライフエイドから自己紹介を兼ねた闘争報告が行われました。
 連帯挨拶は、沖縄一坪反戦地主会関東ブロック、心神喪失者医療観察法(予防拘禁法)を許すなネットワーク、渋谷野宿者の生活と居住権をかち取る自由連合、在日アジア労働者と共に闘う会、破防法・組対法に反対する共同行動、労働法制改悪阻止・職場闘争勝利!労働者連絡会、日の丸・君が代の強制と闘っている仲間からいただき、治安弾圧強化と戦争国家化、労働法制改悪等の動きに共に反対していくことを確認しました。
 続いて基調報告が争団連事務局から行われ、あらゆる攻撃をはね返して全争議団闘争勝利を、そして労働者の闘い総体を前進させていく方向性が提起され全体の拍手で確認されました。
連帯の挨拶パート2では、全国の争議団の中から北九州自立連帯労組オートウェイの仲間から来春3月に九州で開催される全国争議団交流集会への呼びかけを兼ねた報告が行われました。また、東京の地域合同労組の中から、三多摩合同労組ベッツ闘争から動物病院での業務上の疾病の責任居直りと解雇に抗する闘いの報告が行われました。
 最後に、10・24争団連統一行動を予定している、連帯大道測量、三合労藤商会、全逓4・28連絡会から、それぞれ決意表明を受けて熱気ある集会をしめくくりました。

10・24争団連統一行動、3現場を貫き闘う!
 10月24日には、争団連の3つの争議現場を貫く統一行動が展開されました。
 第一現場の久留米西団地にある藤後前社長自宅に対する闘いは早朝からの展開。小雨の中、多くの仲間が結集。昨年の統一行動以降、藤後は「地労委命令不履行通知」(最高裁にて行政訴訟が会社側敗訴で確定しても従わないので、地労委が告発、地検が呼び出しをかけるという異例の事案となった)という事態を受け、社長の職を辞して責任逃れを画策すると共に、権力を導入して争議潰しを狙ってきました。代表団が申し入れ、宅内でダンマリの対応を続ける藤後に抗議の意思を伝え、この後、団地前でリレートーク。当該基調報告の後、中部労組・論創社、加部健在・闘う会、渋谷のじれんから連帯発言、支援共、西部共闘、争団連からの決意表明が行われた。途中、パトカーを含め、警察車両3台ほどが向かいの駐車場に乗り付け、監視。しかし、一切の介入を許さず。警察も途中であきらめ引き上げました。39団体53名の結集で行動を打ち抜きました。

  
       藤後前社長宅                         藤商会社前

次の現場は高田の馬場に移動、11時半から藤商会本社前に結集。藤商会は、自らがセクハラでっち上げ解雇=理由なき解雇であったことを認め、解雇を撤回したが、復職先の交渉に行き詰まり、数回にわたり団交を拒否した。そして、労働組合との協議なしに、10月20付けで、会社は労働条件を切り下げた復職先への一方的な就労命令を出してきました。この労働条件切り下げ攻撃をはね返すべく、抗議・申し入れ。諏訪ビル2階の事務所入り口で「争議解決要求書」「配転命令書に対する質問及び要求書」等を手渡し、原職相当の労働条件による争議解決を要求、申し入れ各団体からも強く抗議しました。この後、社前集会を開催、当該の決意表明、連帯挨拶を基督教関連事業所連帯合同労組、品川臨職共闘、三合労を代表してベッツ闘争、労争連を代表してケミカルプリント分会、争団連から4・28連絡会が発言。64名の仲間による抗議のシュプレヒコールで締めくくりました。
 3番目の現場は、全逓4・28連絡会の日本郵政株式会社社前闘争。来年10月からの民営郵政の持ち株会社。解決をしないなら、この争議を引き継ぐのは日本郵政以外にないことを突きつけて、申し入れ行動、集会を69名で貫徹。力強い行動を展開することができました。(この現場行動の報告は、4・28連絡会のページ参照)
いずれも重要局面にある3現場を貫く争団連統一行動は成功を収めることができました。