3・12第25回全国争議団交流会を関西で開催!

 毎年、全国の争議団が集まり、互いの闘いにつき交流を深め、日常的にも連絡・共闘態勢をおし進めてきた全国争議団交流集会は今年25回を重ねました。今回は久方ぶりに関西での開催となり、南大阪にある田中機械を主舞台として、3・11前夜討論(各地の地域共闘強化に向けた交流・討論)、3・12分科会討論(「争議経験交流」「争議非合法化との闘い」「争議を闘う合同労組運動」)と交流集会、3・13全国結集現場行動が行われました。
 交流集会では、司会を関西単一労組、福岡合同労組が務めて、まず連帯挨拶を、南大阪の各地で、争議支援・反戦運動等を地域運動として展開、破産攻撃等に抗する港合同の運動を支援している港地区平和人権連帯会議、うつぼ公園での野宿者排除と闘ってきた釜が崎パトロールの会、思想信条、結社の自由、団結権を侵害し監視社会をつくろうとする共謀罪法案に反対して闘っている組対法に反対する全国ネットから挨拶を受けました。
 続いて、争議勝利・解決報告を連帯・渡辺工業、日野市遺跡労、連帯大地闘争から受けて、基調提起は関西争議交流会から行われました。治安弾圧強化とイラク参戦・憲法改悪等の戦争の時代の中、集会が持たれていること、闘いの課題と方向性として数々の弾圧、仮処分・間接強制攻撃、労働者の団結破壊攻撃、司法の反動化、労働委員会制度形骸化攻撃、治安弾圧の強化(共謀罪、労働契約法)、日雇・野宿労働者への攻撃をはね返し、この時代だからこそ争議を闘うことの積極的な意義を突き出そうと提起され、不当労働行為を容認する風潮を粉砕して、全国の争議団の交流・連帯・共闘へ、勝利・解決争議に続く争議連続勝利のうねりを創り出そうと呼び掛けられました。
 続いて全国の争議団が次々と登壇し、宮城、東京、九州、そして関西の仲間が、数が多いので短時間で闘争報告の発言を行いました。 会場カンパに続き、「戦争国家化と治安弾圧に反対する集会決議」「労働契約法制定に反対する集会決議」が採択され、最後に翌日の現場行動が入っている加部建材の不当解雇を撤回させる会の当該、おんな労組で国鉄臨職の解雇と闘っている和田さん、大阪大学の非常勤職員への定年制導入=3月末雇用打ち切りと闘う関西単一労組から決意表明を受け、シュプレヒコールで集会をしめくくりました。約80名の結集でした。
 翌13日の現場行動も三井住建道路大阪支店ー国鉄清算事業本部西日本支社ー大阪大学吹田キャンパスを貫く現場行動を途中、雪が舞い、また激しく吹雪く中、力強く打ち抜きました。

    分科会でも熱のこもった討論と交流