2・3争団連統一行動
藤商会社前集会ー
学研糾弾・五反田地域デモを打ち抜く!
2月3日は、昼、午後、夜、と三つの闘争が連なりました。
午後の闘いは争団連の統一行動の第一弾として、高田馬場にある藤商会本社前集会を行いました。午後3時、社前に登場です。地域・全都・全国の結集してくれた六〇名の仲間が、藤商会に向けてシュプレヒコールを叩きつけて始まりました。マイク情宣で、経営に争議解決を迫り、ビラ配布で、社前を通る人たちに、実情を訴えました。
団交申入れ行動は、三多摩合同労組、三多摩労組争議団連絡会議、関西争議交流会、北部九州反弾圧争議団・労組交流会、全金本山労組、各々の代表5名と当該が建物に入り、経営に対し団交要求・申し入れを行い、各々の代表が争議解決に向けての発言を行いました。
集会は、当該の決意表明に続いて、関西から港合同南労会支部、はけん・パート関西、九州から三栄工業の不当解雇を撤回させる労働者の会、労争連、三合労、ふじせ支援共の代表から発言を受けました。各々の代表の発言は藤商会闘争への強い支援となりました。
最後は藤商会に向けたシュプレヒコールで締めくくりました。
裁判所和解に社長を引き出す!
それから2週間ほどした2月16日、八王子地裁で藤商会との2回目の裁判和解(弁論準備)が行われました。この和解に社長が出席し、具体的な復職先を提示してきました。1回目の裁判和解で経営が認めた、解雇撤回・職場復帰、その内容が具体化したのです。
労働条件など、交渉して解決しなければならない問題は存在していますが、争議解決へ向けての前進がありました。
統一行動第2弾はふじせ闘争二八周年行動。夜になって冷たい強風が吹きすさぶ。大崎第一区民集会所で午後6時15分から集会開始。
ふじせ闘争=五反田デモに地域・全都・全国の仲間112名が結集
最初に当該の東京ふじせ企画労組が、05年度の闘いの特徴を示す、学研の経営陣の無責任な逃亡姿勢、株主総会で初の株主提案権が行使された新たな展開、極めて消極的な選択としてしか五反田移転を打ち出せない学研の業績・経営実態等に触れて、06年5月移転工事着工を迎えた闘いに入る決意を述べました。
続いて、連帯の挨拶として、三多摩合同労組中央大学生協、渋谷のじれん、そして翌日の全国交流会企画会議を控えて参加した、福岡グリーンコープ自立労組、宮城の全金本山労組、関西から関西単一労組から挨拶を受けました。連帯挨拶の最後に全学研労組から発言を受けました。
続いて、南部地区労働者交流会からの決意表明では東京南部労組委員長と昨年末に労組に加入した浅草開発の仲間が前に出て挨拶、労働過重から休業を余儀なくされて、その責任追及に入っている闘いの紹介が行われました。同じく集中行動として結集している出版関連労組交流会議から光文社労組の仲間が発言、争議勝利後の職場状況、出労交の活動に触れ、ふじせ闘争勝利への決意を述べました。
最後に、ふじせ闘争支援共闘会議の仲間が社会状況に触れながら、こんな時代だからこそ争議の持っている意味が際だってくることを述べ、ふじせ闘争への結集を呼びかけました。
注目と声援を浴び五反田デモ
ちょうど1時間、冷たい風が肌を刺す中、デモに出発。大崎郵便局前でシュプレヒコール。西五反田1丁目の交差点へ。はす向かいに学研の入る最勝ビル、その先に学力開発事業部、さらにその先に日本ブリタニカ。シュプレヒコールが響き渡る。桜田通りを五反田駅方向へ左折。すぐに右手に婦人雑誌・広告・宣伝部等の入っているウイン五反田ビルの前へ。ビルからも窓越しに注目している人々の影が。目黒川を渡ったところで川沿いに右折、再び右折して橋を渡り、大崎広小路方向へ。左手の五反田NTビルの上階にあるスポーツ雑誌、アニメ関係の編集部や、反対側右手のKANOビルにあるコンピュータ関係雑誌編集部の前を通過。飲食街が並び、ギャラリーも多数で声援をおくってくれる人の声もあり、沿道ビラも沢山受け取ってもらえました。最後は大崎公園でデモの成功と統一行動全体の成果を確認するまとめの発言を争団連の仲間から受、終了しました。結集67団体112名。地域・出版・争議団・全国の熱い連帯共闘の力が結実した闘いでした。