4・28被免職者の原職奪還へ
110名の結集で反処分集会開催

反処分闘争・職場闘争を貫き闘おう



◆04年4月28日、4・28連絡会は被免職者の原職奪還に向け、全1日の闘いとして、反処分行動、反処分集会を、職場、地域、争議を闘う仲間と共に闘い抜いた。
 不当処分から丸25年。4半世紀の闘いを更に強化し、4・28反処分闘争の勝利を勝ちとつていかなければならない。
 赤羽局闘争−郵政公社抗議集会一大崎局情宣・局前集会を引き継ぎ、闘いは、夜の東京・南部労政会館での 「不当処分25カ年糾弾!4・28反処分集会」へと結実化された。
6・23から6・30へ
◆この4・28集会の成果の上に、6・23全逓第59回全国大会闘争、6・30−4・28裁判控訴審判決闘争を闘い抜こう。
 4・28連絡会は、被免職者の原職奪還−職場復帰に向け全力で闘う事はもとより、公社−郵政当局の郵政現場への過酷な攻撃を許す事なく、職場で苦闘する仲間達と更に結びつきを強めこれを撃つ闘いを推進すると共に、全争議団闘争の勝利を勝ち取る為に、この04年を力一杯闘い抜く決意です。
 共にガンバロー。
4・28反処分闘争勝利に向けた闘い
赤羽局闘争
●「赤羽局共に闘う会」
の赤羽局闘争は、7時20分からの情宣行動、そして8時50分からの局前集会として闘われた。
 20名を超える当局・権力一体の、この日の闘いへの妨害、弾圧策動。結集した25名の仲間は、これを許すことなく赤羽局闘争を闘い抜いた。
 連絡会も共にこの闘いに参加し、集会では、桜井代表が連帯のあいさつを行った。 
郵政公社抗議集会
●昨年に引き続き、連絡会、赤羽共に闘う会、4・28ネットの三者共催の闘いとして取り組む。
 12時、すでに郵政公社は正面鉄扉等を閉ざし、ガードマンを配置という体制。権力も遠巻きに監視。   
 それぞれ横断幕が広げられ、ノポリ旗が立てられる。
 集会のはじめに、結集した70名で公社へ向けシュプレヒコール。
 司会は連絡会・徳差。 連帯あいさつ、「服務大改悪に反対する全国ネットワーク」 「人事交流−強制配転に反対する近畿郵政労働者の会」からは、深夜勤廃止、強制配転撤
回の訴えが、つづいてSUD−PTT(フランスの郵便労組)、鉄建公団訴訟団から。
 三者あいさつでは、4・28ネット、赤羽闘う会に続いて、4・28連絡会として被免職者の神矢が発言。 「6・30高裁判決。どのような形になろうと勝利まで闘う。
 職場は反マル生闘争当時以上の劣悪化。これに抗し闘う仲間と共に関い抜く。この後
の大崎局闘争、反処分集会へ結集を」。
 郵政職場からの決意表明。郵政全労協議長(東京)、広島から、そして全逓東京の仲間は 「職場で深夜勤導入の下で現職死亡が。絶対に許す事ができない。
 廃止に向け闘おう」と決意表明。
 計10名の発言を全体の拍手で確認し、最後に郵政公社に向け断固としたシュプレヒコールをたたきつけて、公社前集会を終了した。
 大崎局闘争71名の結集で情宣・集会を貫徹!
                     (南部交流会集中闘争)
●4・28当日の当該局闘争は3年振り。
 大崎局到着。すでに当局は職制を配置。登場に合わせ立禁バーを設置。
 その前に横断幕を掲げマイク情宣、ビラまきを展開。
 ビラが局利用者、通行人に手渡される。
 20分間の情宣の後、局前集会を打ち抜く。
 司会は連絡会代表が務める。連帯あいさつは、集中闘争として取組む「南部労働者交流会」この日赤羽闘争を闘った「赤羽局共に闘う会」。そして、野宿労働者の闘いを推進する「渋谷のじれんの三団体から。当該・神矢の決意「当局を団交に引きずり出す闘いの推進。職場に労働者の権利の打ち立てを」。
 郵政現場から、全逓愛媛・「現場への攻撃はねのけ4・28を闘う」。兵庫・「4・28闘争は闘う労働運動の先頭を切る闘い、国労闘争と共に勝利しよう」で集会を終え一路、反処分集会の会場へ向かう。



決意も固く反処分集会を闘い抜く
                        (南部交流会集中闘争)
◆午後6時すぎ、第13回総会を開始。
 事務局・神矢から基調と事務局の紹介。拍手で確認。
 6時45分、全逓東京、大阪の労働者の司会で反処分集会が始まる。
●最初に、4・28裁判
弁護団の遠藤弁護士からの報告。
 「高裁判決の勝利を。打ち続く弾圧立法攻撃を労働者の力で打ち砕こう」とあいさつ。
◆連絡会代表・桜井の方から「これまでの闘いの歴史に自信をもってこれからの闘いを」と提起。
●連帯あいさつはまず争議団連絡会議から。「一切の弾圧に抗し、全争議団闘争の勝利へ」。
◆立川反戦ビラ弾圧救援会は「テント村活動を潰す狙い。救援会の結成、4月25日の反弾圧全国集会に360名の結集。1日も早い奪還を」。
●日の丸・君が代の強制に反対する品川の会、
 「3月31日に戒告処分、2〜3回で免職。研修所送りも。地域、学校内外からの闘いを」。
◆強制配転反対近畿の会からは全逓大阪の仲間が「きょう一日の行動を共にして勇気づけられた。公社の現場労働者へのしわ寄せ、管理強化に組合は闘おうとしないが、闘う姿勢を堅持し、現実の問題と向き合い闘おう。近畿支社またも1400名の強制配転。6月に抗
議の集会を取り組む。全国大会代議員選挙を闘う。郵政の中で闘い続けることで、4・28被処分者の闘いに連帯していく」。
●首都圏職場交流会は、
 「月例会の開催、職場課題の突き合わせと闘いの方向性の打ち出し。深夜勤導入の下、東京中郵で現職死亡が。訃報の扱いでの当局のひどさ、許せない。4・28闘争は全逓の原点。6月全国大会闘争を闘う」。
◆大曲局・須藤さんからのメッセージ紹介。
●基調報告・「全逓全国大会闘争を闘い抜き、高裁判決に勝利しよう。公社の郵政現場への攻撃、これに加担する全逓本部を許さず、現場の力で攻撃を打ち砕こう。反処分闘争の勝利へ」。
◆全国の郵政職場から
○宮城・「現場は反マル生闘争時以上のひどさ。一人ひとりの立ち上りで状況は変えられる。やればできるという労働組合を作っていきたい」 ○愛媛・「会員数を堅持し頑張ってきた。全逓がJPUになる中で、当局との更なる一体化。これに抗し闘う全逓運動を作り上げよう。代議員選挙を闘う」 ○大阪・「現場の怒りをストレートに当局に伝えられる運動への挑戦を。4・28反処分闘争は全逓の基本的な闘い。6月に向けて闘う」 ○神奈川・「公社、保険の目標額を前年度比84・5%に設定。管理強化、定員減、処分等で危機の乗り切りを画策。職場の殺伐化。4・28を水路に闘う。権利と労働条件を守る労働組合を作り上げよう」 ○埼玉・「4・28不当処分撤回を自分自身の闘いとしてやってきた。職場への深夜勤の導入−現職死亡。こういうことを葬り去る闘いを頑張っていきたい」
●被免職者・徳差、神矢
 「原職奪連を勝ちとるまで闘い抜く」と決意表明。
●会場を揺るがすシュプレヒコールで集会を締めくくる。結集に感謝。

大曲局・須藤さんからのメッセージ
「不当処分25カ年糾弾!反処分集会へ」
集会参加の闘う皆さんに、秋田で共に闘いく決意を込めて連帯のメッセージを送ります。最高裁での勝利判決の報告ができればよかったのですが、残念ながら不当な逆転判決を許してしまいました。司法の頂点が体制維持の点から、しかも理由抜きで判決を出したことに怒りを通り越してただあきれるばかりです。4・28連絡会の皆さんには、2度の最高裁傍聴をはじめ、これまでの闘いに多大なご支援をいただきました。最後は負けたとはいえ私が最高裁まで闘って来れたのも皆さんの闘いがあったればこそと思っています。
改めてお礼を申し上げます。25年という人生そのものをかけて不屈に闘い続けてきた皆さんの思いは意識ある労働者、闘おうとする者に勇気を与え、必ず共感を得ることができるだろうと思います。そして、最後は笑ってください。最後の勝利を信じて闘い抜きま
しょう。(抜粋)
                      2004年4月28日        須藤伸

公社化2年目
 さらなる合理化・人員削戚
  営業の強制、労働条件の劣悪化を許す

                      一 団結して闘おう ー
■昨年12月に開催され
た臨時全国大会決定は、「本年6月23日より日本郵政公社労働組合」であった。
 ところが6月23日からの「第59回全国大会」は全逓ではなく「日本郵政公社労働組合第59回全国人会」と大会告示されている。
 中央本部がこんなでたらめなことをしている中、全国の職場では組合員、労働者の悲鳴が飛び交っているではないか。本部の情報管理、支配をぶち破って闘い抜こう。
■公社化から2年、更なる攻撃が。
(1)神奈川県の麻生郵便局が6月7日より新局舎になる。しかし、新局舎には風呂がなくシャワーだけ。食事する部屋はあっても台所はない。コンビニ弁当で食事するとは何事か。
(2)昨年の9月より、東京の千代田区と港区内の郵便局保険課で実施された「営業エリアの広域化」が全国実施されようとしている。
 南関東の川崎港局が川崎中央局に、東京の日本橋局が京橋局に、中国の、宇品局が広島中央局に、それぞれ統合計画という。
(3)公社2年目に突入し営業ノルマがますます強化されている。
 一つの例として東北・秋田第3部会各局の年間1人当たりのゆうパック販売目標は以下の通り。
 寺内局・766、八橋局・749、飯倉局・638、天王局・542、土崎東局・766、上新城局・400、上崎港局・745、菅野局・864、大久保局・670、追分局・592、将軍野局・703、新国道局・958。
 これらの目標を達成する為に、「郵便外務員×月間目標×12カ月」なるシュミレーションも作られている。
(4)通勤手当ての見直しが4月28日公社より提案された。
 これまでの1カ月定期の価格により支給していたものを、6カ月定期の価格による一括支給にするというもの。
(5)同日、調整手当の見直しについても提案された。
 これまで3年間とされていた異動保証期間を2年間に短縮し、支給割合についても1年目は100%にするが、2年目は80%に減額するというもの。
(6)保険外務にフレックスタイム制を提案。
この制度は、「必ず勤務すべき時間帯(コアタイム)は、午前10時〜午後3時」、「職員の判断で始業時間を決める事のできる時間帯(フレキシブルタイム)は、午前8時〜10時を始業時間帯、午後3時〜9時を終業時間帯」、「1日の標準勤務時間は8時間(8時30分〜17時30仝」という概要で提案されている。
 施行予定局は現在選定中。施行実施日は6月以降としている。更に施行期間は1年間を予定。
(7)貯金外務職員、全国で450人減員。
(8)日逓労働者に対し、更なる合理化が4月上旬に提案された。
 提案内容は以下の通り。
 「専自、事業部互助会規約の廃止」「業務上傷病見舞金の廃止」「諸手当ての廃止」 「臨時傭員費の削減」「管理機構の見直し」「年間休日日数の削減」「年休要員の不補充(計画年休の導入)」「服務及び服務指定協議を含む労使協議の見直し」
 「表彰、懲戒規定の見直し」「新賃金、新退職金規定の制定」等々。
 公社の打ち続く諸攻撃に抗し、労働者の団結、闘いの力でこれを打ち砕こう。
近畿支社 1400名 人事交流強行
 この間、近畿支社は大幅な人事交流−強制配転を繰り返してきたが、今回またしても、1400名に及ぶ労働者を他局に飛ばした。
 またぞろ東京においても強制配転実施の動きが出てきている。
 人事交流−強制配転に反対する近畿郵政労働者の会は6月に、近畿支社への抗議行動を予定している。共に強制配転撤回を闘おう。

深夜勤をぶっ潰す!裁判提訴へ
(第1回裁判は5月24日)
 3月29日、地獄の深夜勤をぶっ潰すために、労働組合の枠を越えて12名の原告が東京地裁へ提訴しました。
 裁判は、「就業規則の一方的不利益変更は無効」として争います。
 私達は、人を人とも思わない職場環境を作った公社の責任を追及し、これ以上仲間から犠牲者を出さない為に、裁判闘争を基軸にして、地獄の深夜勤をぶっ潰します。
 (服務ネットニュースより抜粋)

6・23旭川市民文化会館、6・30東京高裁へ
■全逓第59回全国大会が、6月23日から北海道・旭川で開催される。
 この大会で全逓は、日本郵政公社労働組合に衣替えし、名実ともに御用組合の道を突き進む。
 4・28連絡会は、公社の郵政現場への合理化、人員削減、労働条件の劣悪化を許す事なく、これに加担する全逓本部に対し、全国大会闘争を断固として闘い抜く。
 全国の組合員、労働者の怒りの声で全逓全国大会を包み込み、本部議案を否決し、闘う労働組合を我々の手に取り戻そう。
■この闘いから1週間後の6月30日。4・28控訴辛判決が東京高裁で出される。
 02年3・27東京地裁の不当反動判決を許すことなく、同年10月2日に開始された控訴審での闘いは、今年の3月3日の第7回裁判を持って結審となった。
 原告側は、この裁判において7つの準備書面を提出し、被告(公社)側の4・28処分の不当性を明らかにしてきた。
 これに対し、当局側は何ら反論を行うことなく、地裁段階の主張で十分との対応をと
り続けた。
 この対応には、裁判所も「免職処分の選定過程、及び公社側が反論しない対応に疑問を
持っている」と言っている。
 判決の中身は出てみないと分からないが、どのような判決が出ようとも、4・28被免職者の原職奪連まで闘い抜く決意に変わりはない。
 6月30日、法廷を埋め尽くす傍聴結集の中で、ぜひとも勝利判決を勝ち取っていきたい。

4.28裁判
 東京高裁判決  6月30日 午前10時55分 東京高裁822号法廷
*裁判終了後報告集会


全国争議団交流会の企画会議、初めて仙台で開催
 5月9日の企画会議は、九州・関西・東京・宮城の仲間24争議団26名の参加で今春の交流集会の成功を確認、来年開催の準備を開始した。会議の後は全金本山一社長自宅デモに続いて決起集会を110名で開催。翌日も全金本山門前闘争−旭ダイヤ東北支店闘争(40名)を全国共同で闘った。
立川テント村弾圧3名の仲間を奪還したぞ!
 去る2月27日、自衛隊官舎へのビラ入れを「住居侵入」にデッチ上げられ本当逮捕−拘留されていた立川テント村の3名の仲間が3カ月の闘いの後この5月11日に保釈奪還された。
 戦争反対、イラク派兵反対の声をあげる者は許さないという国家権力の意図の下に強行された弾圧に対して、すぐさま、「反戦ビラ弾圧救援会jが結成され、立川署への抗議行動などが闘われ、4月25日には 「反弾圧全国集会」 に360名が結集し、デモが闘い抜かれた。
 5月6日には、第一回裁判が行われた。
 何としても無罪を勝ちとっていこう。