3・29南部春季集会を開催
 6・6南部集中闘争も設定し打ち抜く!

 
3月29日、大崎第一区民集会所で、南部交流会春季集会を開催して11年度の闘いを始動させた。基調報告を南部労組の仲間が行い、南部交流会の争議団からス労自主、東京ふじせ労組が報告、職場からは南部労組の日広通信と明治記念館の仲間から経営の攻撃をはね返してきている報告が行われた。連帯挨拶は、地域から全関労東急分会、鈴木さんと共に移動の自由を取り戻す会、ユニオン東京合同、渋谷のじれん、課題を闘う仲間から、労働法連絡会からの発言を受け、争団連、全都地域共闘から今年は北部共闘、西部共闘、等の発言を受けた。充実した熱気ある集会をかち取った。
 争議団闘争への集中闘争、統一行動では、争議を勝利させることのできる地域共闘の強化へ、重要局面を迎えている争議への集中した取り組みを展開してきたが、春季集中闘争は、ス労自主闘争の局面が、76年の鏑木さん解雇を巡る控訴審で大きなヤマ場となる6月6日の高裁行政訴訟に焦点を当てて設定された。6・6反弾圧鏑木闘争は、ス労自主中執メンバーが全国結集し、午後の裁判を控え、エクソンモービル本社前でのビラ配布、マイク情宣、社前集会を地域・全都の仲間の結集で闘い抜いた。2組でっち上げと76年の刑事弾圧に端を発する解雇争議突入をふり返り、基調報告が行われ、南部交流会や、弾圧の時代を共有する機械工業新聞労組からの発言等を受けて、本社のWビル前に抗議の声を轟かせた。

6・18−19 地域共闘の強化
            に向け、合宿討論を開催

 南部交流会は6月18日〜19日の2日間にわたって、城ケ島において、恒例の合宿討論を行なった。
 一日目は、通常例会として各課題(争団連・地域共闘交流会、争議全国交流などの共闘関係、刑事・民事にわたる弾圧状況や震災以降の治安弾圧の強化など)について担当者からの報告・討論を行なった後、合宿テーマに入った。
 第二テーマは「全争議団闘争の勝利へ」として、@品川臨職闘争の35年半に及ぶ闘いの経過と、終結に至った総括共有、Aス労自主では組合員全員が定年退職(再雇用1名のみ)という中で、解雇撤回闘争や再雇用要求闘争、裁判・労働委員会闘争等の現状とこれからの課題、さらに6・6南部集中闘争の総括。Bふじせ闘争では、ここ2〜3年大きく変動してきた学研に対するこの間の各領域での闘いを総括し、具体的な方針等について討論された。Cアール闘争の現状等についても報告共有。また、今春から恒例の春季統一行動かに変えて各争議の局面に応じての集中闘争としたが、南部労組の各闘いの局面を含めて検討していくこととした。
 第二テーマは、「南部労組各闘いの現状や課題」について。昨年三月以降「日広通信」「トラストパーク」「明治記念館」「富士コンサルタンツ」「山六給食」が組合加入し、それぞれ 職場環境・労働条件での要求、残業代不払いや不当解雇に対する闘い、加えて、権利を主張し闘うことへの経営からの敵視・嫌がらせ・排除姿勢、解雇に対する居直りと生活の厳しさなどの中で、それでもそれぞれ頑張って闘っている。各闘いの現状や闘いの進め方などを共有した。「泣き寝入りせずに闘うことの意味」「受けた攻撃を自らはね返していく主体性」「同じような攻撃を受けている仲間たちとの連帯・共闘」など、さらに深め強化していく課題もあり、共に頑張っていくことを確認した。海鮮づくしの夕食と交流会も盛り上がった。
 二日目は、第二テーマの続きを行なった後、鈴木さんの闘い(大田区介護費闘争、現地被災障害者救援カンパ活動)、のじれんの闘い(渋谷の現状と今後の課題等々について、時間ギリギリまで討論。午後は、海辺ではしゃぐ若者たちを尻目に、昼食は海の家で、おいしい魚でまた一杯。