3・26南部春季集会を開催!
 3月26日、大崎第一区民集会室で南部交流会の春季集会を開催した。司会は南部労組のU氏。連帯あいさつのパートTとして、@北部共闘、A西部共闘、B労働法連絡会、C共謀罪新設攻撃と闘う共同行動、D争団連(三河島そうじ団)から発言を受けた。
 集会基調の提起はス労自主の仲間から行い「この一年間、学研の五反田移転を迎え撃つふじせ闘争、雇用契約不存在訴訟や損賠攻撃と闘うアール闘争を地域の集中的取り組みとして闘ってきたが、向こう一年間も重点課題として闘うことを確認しつつ、品川臨職闘争、ス労自主闘争、そして同じ地域のブリタニカ闘争の計五つの争議の前進・勝利に向けて闘い抜くこと、さらには職場闘争構築の模索、そして、南部労組については、この間テック、上原クリーニングで解決をかち取り、障害者組合員の介護保障の闘いを推し進め、今新たに巴商会闘争を開始しているが、雇用不安にさらされている非正規労働者をはじめとする仲間との結合など、さらなる飛躍をめざしていること。以上の闘いをすすめていくためにも一切の弾圧をはね返し闘う地域共闘の強化が不可欠と訴えた。
 連帯あいさつのパートUとして、E渋谷のじれん、F鈴木さんの移動の自由を勝ち取る会、Gアール支える会、Hブリタニカ分会、I全関労東急分会から発言を受けた。決意表明を、統一行動を闘う品川臨職、ス労自主から受け、また巴商会の新たな仲間のデビュー発言も。最後に、司会が六〇本近いシュプレを気合でやりきり、成功裏に閉会。 終了後は交流会。春季集会を受けての四・一統一行動も下記の通り、成功をかち取った。

4・1南部統一行動
品川区入区新職員・管理職辞令交付式で
 区長一副区長直撃の団交要求を闘う!

4月1日、南部09春季統一行動の一環として、品川区の新入区職員・管理職に対する辞令交付式での団交要求・集会を闘い抜いた。
 当局は総務職員3名を配置しただけで、すべて権力にゆだねての対応を取った。
本庁公安2課は2名、品川署4名は早朝より庁舎周辺を徘徊した。
 区長の登庁時間が早まっている。迎え撃ちの闘いは、全体的には間に合わず。しかし、当該等若干名によって、区長車正面からシュプレヒコールをたたきつけることができた。また、その間走って駆けつけた仲間により区長車後方から全体で抗議の声を浴びせかけることができた。この後、本庁舎正面□に移動し、マイク・ビラまきにより当局に対して争議解決要求を展開した。第三庁舎講堂における祝辞の開始は10時。区長が移動する時間を見計らいながらの集会進行となった。品川臨職共闘の司会により進行。当該から、浜野区長就任以降の闘いの経過、争議と職場非常勤への年度末解雇阻止に向けた情宣行動の報告、そしてこの間積み重ねている新たな領域での闘いの展開とその到達点を提起した。連帯挨拶を受けている最中、まさに集会を行っている正面にある議会棟から区長らが出てきたのだ。発言中の仲間には事前確認して、集会を中断。辞令交付式会場に徒歩で向かう区長、副区長2名に対して、争議解決要求をシュプレでこの時とばかりにふんだんに叩きつけることができた。浜野区長は出てくる際、うすら笑いを浮かべていたが、内心はじくじたるものがあったであろう。再び集会に戻り、シュプレヒコールで品川の闘いを終了した。雨の天気予報も気合い?ではねのけ、南部地域の仲間を先頭に、全体で32団体53名の結集で、品川区に争議解決を迫る闘いを展開することができた。

   4・1品川庁舎前 辞令交付式会場へ向かう区長に抗議           4・1エッソ品川本社前

4・1南部春季統一行動の第2現場=品川本社闘争ストライキ!
55名がエクソンモービルを包囲!
 港南に響き渡る“8君不当解雇を撤回しろ!”

 4月というのに文字通り花冷えのする中、南部交流会春季統一行動を朝の品川臨職佐久間さんの解雇撤回品川区庁舎闘争を闘った後に、エクソンモービル品川本社闘争を総勢55名が結集して闘った。
ス労自主は、3月19日に出された09春闘賃下げ回答に対し、定年退職者再雇用の不当な制限に対し、怒りの声をストライキで会社にぶつけた。そして、何よりもエクソンモービルの暴利政策によって解雇された8名の仲間の不当解雇撤回を道行く人にアピールした。          
 昼時とあって、大勢の労働者が付近のビルから出てくる中、街頭情宣に力が入る。配布されたビラに目をやりながら「エクソンモービルか」とつぶやきながら立ち止まってマイク情宣を聞く人も。社前集会では、京浜支部連中村委員長が基調提起を行い、ス労自主を支える会東京代表箕曲さんからの発言等を受け、集会の最後は “エクソンモービルは8君の不当解雇を撤回しろ!” のシュプレヒコールが港南地域に響き渡った。
 集会途中には、品川本社近くで働く労働者が、後ろの方で立ったまま聞き入る場面もあった。これも賃下げ、派遣切り、契約打ち切りという労働者切捨て情勢の下での反応かもしれないが、これまでにも増して手ごたえのあった闘争だった。
4・1南部統一行動の第3現場=アール社前闘争
争議責任を居直り、経営悪化に陥った
         アール経営に解決を迫る!

 品川区役所−エッソ本社前に次いで、統一行動3番目の現場のアールインベスティメントアンドデザイン社前での闘争を午後2時半から行った。
 アール経営は、年末に赤坂ツインタワーから撤退し、千代田区三番町のかつての社屋へ舞い戻ってきた。そもそも赤坂への移転は、2007年夏に私たちの現場争議行為からの逃亡を図って行われたものであった。赤坂では当初、御用社員にビデオや写真を撮影させるなどの敵対を行っていたが、私たちの反撃に経営陣も御用社員も16階の高層階に引きこもらざるを得ない状態に追い込まれ、さらに16階への申し入れ行動を浴びるなどの肉薄した展開をたたみ込まれていた。ビル管理会社の協力も得られなかった。こうした争議を抱えたアール経営が、不動産ミニバブルに乗っかっていつまでも経営を成り立たせられるはずもなく、急激な業績悪化で高額なテナント料も払えず、人員も削減して、1年半も経たないうちに三番町へ戻ってこざるを得なかったのだ。年明けからの社前行動ではっきりしたのは争議からの逃亡に失敗したアールの社内が、閑散として活気も失われている様子だ。
4・1南部統一行動は、こうした窮地に立つアール経営にさらに争議解決を迫る攻勢をかけていく闘いの一歩として南部ー全都の仲間の結集で打ち抜かれた。登場と共に、旗・横断幕を設営し、大結集の仲間が社前の道路の両側でビラ配布を開始する。そしてマイクで会社への抗議と地域への訴えを行う情宣を展開した。
 午後3時から社前集会を開催。三番町での集会は始めてだ。アール闘争を支える会の仲間が司会を務め、まず南部労組から基調報告、雇用契約不存在、ビラ配布への損害賠償訴訟、そして都労委不当命令をはね返し、アールの逃亡を現場から粉砕して再び三番町で攻勢を浴びせる闘いに入った争議の現局面と今後の方向につき提起がされた。
 支える会からも、アール経営の陥っている経営危機(社員の65%を削減、大幅な欠損金で資本も10分の1に激減等)と永井が取ってきた経営施策の完全な破綻に触れながら、争議解決を決断させていく決意が述べられた。決意表明で体調が悪いサイクルにぶつかり参加できていないが、当該からの共に勝利をめざしていきたいとのことばが紹介された。
 社屋へ向かって力強いシュプレヒを浴びせて、闘争の成功を確認した。結集は50名でした。


           4・1アール社前                   統一行動終了後、市ヶ谷土手でお花見