3・27南部春季集会を開催
 五反田駅から∨プロ経由、目黒川沿いの見事な桜並木を堪能しつつ、大崎第一集会室に到着。時は7時を周って集会開催に向けて準備が整った。今年は司会をアール闘争の当該が担当。(南部も若返りの兆候が‥。)初めての役割にも動ぜず、シンプルな進行も新鮮。まずは連帯挨拶の1部から。中部地域からは中部労組論創社が、「各地域での争議も、労働委員会や弁護士などの共通点が多々ある。情報交換を密にして、対策を豊富化していこう。」と挨拶。南部地域からは、ユニオン東京合同・ブリタニカ分会が、「現場1労働委員会貫いて闘う」と決意を述べ、破防法一組対法に反対する共同行動(こちらも若手)の仲間は、「共謀罪は、歴史的に労働弾圧の武器として猛威を振るってきた。労働者の闘いー大衆運動の力で廃案を」と訴えた。三多摩労争連からは、ジャバマーハイツからが、「4.28闘争とともに勝利して職場復帰。改めて見えてくるものもあり、当該だからこそ見えていたものもある。『許せないから 闘う。闘うからには勝つまで問う。』という思いでやってきた」と、現状報告とともに闘い抜いてきた原動力について語った。争国連からは、冒頭、4月2波の南部集中闘争をともに闘う決意を述べ、「2争議団闘争勝利に続き、全争議団闘争の勝利に向け3/9〜10の全国争議団交流集会、現場闘争を約100名で闘い、さらに4/21争団連続一行動を闘い抜こう。」と訴えた。
 このあとに基調提起。今年はふじせの仲間から提起がされた。昨年4.28闘争の勝利から約1年。南部における取り組みの報告と課題・方針を提起した。連帯挨拶の2部は、教育と人権を考える品川の会から始まった。「先生が『ビラまきをしないで』とクレームをつけてくるような状況がある。都数委の姿勢が学校現場に浸透してきている。現場の先生を呼んだ学習会を開き、攻撃の実態や学校現場の状況を共有しつつ取り組んでいる。」と報告。全開労・東急分会は、「ベアぜロという厳しい状況下で、なお競争心をあおって働かせるというやり方に対決して闘う。」と労働現場の実態と闘う姿勢を明らかにした。労働法連絡会=三多摩労法センタ1からは、「労働契約法は残念ながら成立を許してしまったが、今後は廃止も含めて、更なる攻撃と闘う。」と総括と今後の方向性が提起された。渋谷のじ連は、「東急資本・権力一体となった追い出し攻撃を跳ね除け、ますます強まる排除攻撃と闘う。」と決意を述べた。続いて全学研労組。「新賃金体系・裁量労働制導入などの攻撃下での春闘報告、ふじせ闘争と連帯して闘う。」と表明がされた。
 瞬く間に集会仕様も終わりに近づき、ここで南部春季統一行動の現場当該、品川臨職・ふじせ.ス労自主・アール、およびテック工業から決意と結集の呼びかけ。今年はアールも含んだ4現場となり、4月1日と21日の2波を闘う。(4現場/1日か、2現場/2日か、正直迷いました。)最後に、アール当該の決意も新たにシュプレヒコール。(そして、なぜかシュプレヒ中に笑い出す??)−。ほほえましくも力強い春爛漫の集会でした。

4・1南部春季統一行動第1波 
    品川庁舎前ー学研社前を貫き闘う!
品川臨職闘争
 新入区職員・管理職辞令公布日  庁舎前団交要求・集会を打ち抜く!
 組合、対策会議は少し早めに到着し、横断幕の設営に入ったが、いないのだ。品川署も本庁公安も。何の構えもなく、こちらが動き出してからしばらくして、職員がチェーンを設置した。
 風の強い日であったが、幸い前日の雨も上がり、多くの仲間の皆さんの連帯。共闘で、4.1南部統一行動の一環として取り組んだ新職員、管理職への辞令交付日の闘いを成功裏に闘うことができた。まず、庁害前正面□と下神明□での情宣、団交要求を展開した。管理職はひとりも出てこず、総務職員と経理課職員によるピケット体制が取られた。いずれも階段上に並んでの監視行動であった。当該からマイクで新人入区職員や管理職に向けて情宣を行い、品川区の違法性を訴えた。下神明ロでも同様に訴え、シュプレヒコールで闘う決意を明らかにした。残念ながら中の様子はうかがえなかったガ、杉並の体験から票するに庁害区長室を起点に、右往左往して職員が移動して辞令を受け、また新たな職場での挨拶が行われていると思われた。通行人からは、激励の言葉が寄せられた。
 シコプレヒコールの後、庁害前での簡単な集会を開催した。司会は南部労組・テック工業。
当該からこの間の経過と決意、とりわけ浜野区長就任して既に1年4ヶ月。浜野体制下での争議全面解決を求めて闘う決意を明らかにした。続いて、のじれんから連帯挨拶、南部労組・R闘争当該、南部交流会からふじせ労組より決意表明を受けた。再びシュプレヒコールを行い、08南部統一行動品川庁害前闘争を闘い抜いた。
 今回の闘いでは、南部労組の各争議当該が、任務と発言を積極的に担い、自分の闘い、組合の闘い、地域の闘いと、全部の連帯・共闘を結びつけ、共に成功を担ってくれた。とてもうれしいことであった。

学研社前闘争
 社前を旗・横断幕で埋め尽くし争議状況を現出
 品川庁舎前に続く現場は、ふじせの学研社前行動。11時20分には設営を開始。会社側は全く知らなかった様子で、ガードマンが慌てて出てきて鉄柵、シャッターを閉め始める。この日は、1980年代、90年代の勝利争議団からいただいた年季の入った旗から4・28連絡会、ジャバマーハイツ労組寄贈の最新の旗に至るまで、そして横断幕もかつての手作りのものから新作の幕や織までを、郵便センターロから長原口まで完全に覆い尽くす形で設営して、まさに学研は争議状況の中に置かれていることを示す光景をつくり出した。これは壮観だった。
 昼集会で全学研労組をはじめ、力強い連帯の発言を受ける
 40分から当該がマイク情宣を行い、12時には集会を開始した。昼休みに入って職場から出てきた学研労働者が歓声を上げていた。シュプレヒコールの後、ふじせ闘争支援共闘会議から闘いの経過と現状につき報告がされた。31億の赤字決算、希望退職募集等、展望喪失し、なりふり構わぬ労働者への犠牲強要に走る学研、不祥事も噴出し迷走状態で争議を抱えて五反田移転に突き進む学研に対し、的確な闘いを浴びせて行くことと支援結集をアピールした。
 連帯挨拶は、まず中部の争議団から駿台予備校非常勤講師の解雇を許さない会、北部の争議団から連帯ライフエイドより受ける。地域からは、学研移転先の西五反田に現場があるユニオン東京合同ブリタニカ分会から闘いの報告。そして、共に産別で闘っている出版関連労組交流会議から教育社労組より発言。そして、連帯挨拶の最後は、全学研労組。学研経営が新年度導入の新貸金体系の具体的内容も示さぬ不誠実対応を行っている中、今春闘に突入し、その問題姿勢を追及すると共に、争議解決に向けてふじせ労組との団体交渉を開催せよとの項目も春闘要求に入れて闘っていることが報告され、大きな拍手が起きた。
 決意表明は、統一行動の主催者=南部交流会からス労自主が、4・21第2波のエッソ本社−アール社前闘争への結集呼呼かけを含むまとめの発言を行った。最後に当該から、希望退職で58名の中高年をやめさせ一方でこの目入社式(13名)も行われたはずの学研本社に対し、杜前で争議状況を現出させている意義、4・28勝利を受け継いで南部地域共闘を前進させてきている力がふじせ闘争にも如実に現れていることを確認、五反田移転を迎え撃ち争議解決の決断を迫る闘いへの決意を述べた。シュプレヒコールでこの日の闘いをしめくくった。
 25団体47名の結集。年度初めのお忙しい中、ありがとうございました。

        4・1学研社前                                  4・21アール社前

4.21南部春季統一行動 第2波!
      エッソ本社前ーアール社前で情宣・集会
統一行動でス労自主はエッソ品川本社スト

 エッソ石油=現エクソンモービルは労働組合を忌み嫌い、第一次石油危機下の1974年6月に八城政基を初の日本人社長に据えると同時に第二組合デッチ上げ組合壊滅攻撃をかけてきた。二組が過半数を確保できないことにあせった八城は76春闘の最中に管理職、第二組合、暴力ガードマン、赤坂警察を総動員して、暴力事件をデッチ上げて不当逮挿し、これを口実に鏑木組合員ら本社支部三役を不当解雇してから32年が経つ。エッソは「解雇事件は決着済み」と居直っているが、ス労自主はこれを容認せず、裁判・労働委員会、ストライキで闘っている。
 4月20日は76年の刑事弾圧で組合員が不当逮捕された日であり、また84年エッソ大阪支店で春闘ストライキを闘った日でもある。この時、建造物侵入をデッチ上げられ組合員28名が不当逮捕された。我が宿敵エクソンの弾圧労務政策と闘う上で絶対に忘れることのできない日だ。今年の南部交流会の春季統一行動は、その意味でもス労自主にとって絶好の日に設定された。品川本社前には早朝から南部交流会、争団連、そして日頃ス労自主を支えて共に闘う労組交流センター等、多くの労働者が結集し、ビラ入れ、マイク情宣で不当解雇撤回を訴えた。40名を超える参加者の「エッソは8君の不当解雇を撤回しろ」のシュプレヒコールが港南地域にこだました。
 エクソンモービルに対し弾圧労務政策を弾劾し、解雇撤回を迫ることができた。
アール初の統一行動を49名の仲間と共に闘う
 南部統一行動第2波、ス労自主の闘いを貫徹し、アールの現場へ向かう。こぼれ落ちる陽射しは夏の近さを感じさせる。
 赤坂ツインタワー前に翻る赤旗と横断幕。赤坂署の制服が来るが「通路さえ確保してくれれば」と言いすぐ立ち去る。いつもどおり介入なし。 集会開始。まず当該が力一杯初めてのシュプレ。昨年8月まで現場に参加することもできなかったが、統一行動を組めるまでに身体も回復した。支える会からふじせ労組が基調を提起。闘いの発端、その後の経過、東京地労委での勝利的展開、結審直後の会社による「雇用関係不存在確認訴訟」、闘いが会社を追いつめている様子を的確にアピール。ついで、会社の対応が酷似している中部労組・論創社、闘争初期から支援してくれているダイヤモンド社労組、争団連を代表して柴法争議団、それぞれから力強い連帯挨拶がなされた。最後に当該が「現場に出られなくても、自分を信じてくれ、闘いを推し進めてくれたすべての皆さんに感謝します。その信頼で身体もよくなりました。現場・労働委・裁判貫いて闘います」と決意表明。裏手に回って本館16階の会社に向けてシュプレ。聞こえたらしく、16階の横手ベランダに人影2名。手応え充分。再度表に回って、南部交流会からまとめがなされ、初めての統一行動は、大成功をおさめた。会社は完全に逼塞。

7・31南部集中闘争 
     アール社前行動、ビル16階で団交要求!
 
 マイク情宣のあと、本館めがけてシュプレをぶつけ、代表団5名が初の申し入れ行動に向かう。赤坂ツインタワービル16階まで上がり、初めて社内へ入る。ロビーで、通りすがりの若い女性社員が応対する。「申し入れ書を手渡しに来た。責任者はいるか」と伝えると「ちょっとお待ちください」と、オートロックのオフィスに入っていく。責任者を呼びに行ってから15分経っても誰も出てこない。インターホンで促すと「所在を確認中」とのこと。7分後、さきほどの社員がようやく出てきて「責任者は全員不在。連絡も取れないので代理で受け取る」と伝えてきた。「道幸(監査役)が入っていくのを見た」と言うと、焦り顔で「いないはず」と繰り返す。再度確認しに行き「やはりいない」と出てくる。 
 集会の時間が迫っていたため、仕方なく申し入れ書を社員に渡して帰ることにする。自らの責任も取らず、嫌な仕事は社員にさせている経営陣に軽蔑と怒りを感じる。しかし、私たちの登場に壁の向こうで慌てふためき、すぐに対応の決断もできぬままひたすら閉じこもる会社に、現場での力関係ができていることを改めて実感した。
 社外で待つ仲間の元へ戻る。中から見ると52名の結集はかなりの迫力だ。社前集会では「争団連」「間接強制対策会議」「のじれん」「労働法連絡会」の仲間から力強い連帯の挨拶をいただく。先日解決を勝ち取った南部労組・上原クリ←ニングの報告と当該の挨拶のあと、南部交流会から決意表明がなされ、無事集会を終える。
 7月23日、都労委から極めて不十分な「部分勝利」の命令が出されたが、裁判所や労働委員会がどのような判断を下そうと、勝利は自分たちが決めるのだと、改めて闘う意味を確信した集会となった。
 暑い最中に結集してくださったみなさんに心から感謝!