南部地区労働者交流会集中闘争で、品川臨職
9・28不当解雇32周年糾弾闘争を打ち抜く!

 毎年、秋雨前線の到来で悩むこの日の闘いだが、今年は9月の末とは思えぬ暑さの中での展開となった。
 庁舎に到着した段階ではすでに本庁公安、品川署が待ち構えていた。管理職も到着時こそ十名そこそこの人数であったが、こちらの到着を待っていたかのように、徐々にふくれ上がり、30名が配置された。皆な、階段上で腕を組み、隣の管理職とおしゃべりに高じている。人数に比して緊張感は薄い。ジャパマーハイツ労組及び4・28連絡会からいただいたカンパで新調した横断幕や幟旗、そして贈呈された4・28連絡会の「闘」、ジャパーハイツ労組からの「貫く」が染めぬかれた赤旗を高だかと掲げた。32年間、多くの勝利旗をもらってきた。勝利した仲間、今もなお闘い貫き、勝利途上にある仲間、そして新たな仲間たちに支えれてきた32年間の闘いであった。会場設営終了後、シュプレヒコールを当局、管理職、権力にたたきつけ、集会を開催した。 
   司会は南部労組テック工業の仲間。始めに当該からこの間の経過と決意を表明した。取り分け、この一年間は浜野体制下での争議全面解決の決断を下させる基本方針を立て、庁舎前、区長会、タウンミーティング等の連続した闘いで浜野区長に最高責任者としての自覚を醸成し、区長ー副区長ー管理職の共同責任で争議を解決するよう求め、闘ってきた経過を報告。浜野区長体制緒戦の段階での闘い方、勝利に向けてその内実が決定的に問われていることを捉え返し、32年の闘いの蓄積と敵の懐深く入り込んでの闘いの飛躍と連帯・共闘の強化で勝利を勝ち取っていく決意を明らかにした。続いて、ジャパマーハイツ労組、中部労組・論創社、連帯・板橋区パート、渋谷のじれんの仲間から連帯挨拶を受けた。南部労組・アールの仲間は、病気療養中の仲間の支えによってこれまで支えられてきたことに感謝し、共に勝利まで闘う決意を明らかにした。南部交流会を代表してス労自主労組から32年間という闘いの持続と4・28闘争勝利の意義を地域に撃ち固め、共に勝利まで闘い抜こうとの決意が表明された。 最後に、当該のシュプレヒコールで集会を終了した。                     
  庁舎からほど近くにある中小企業センターに向かい、隊列を整え、デモ出発。丁度進行方向正面、庁舎の真上に、中秋の名月がくっきりと見えた。まん丸い月は、32周年を闘う私たちデモ隊を、温かく見守っているかのようで、気分は温かかった。三度目のシュプレヒールをあげながらデモは大井町へ。再開発で下町風情の大井町も激変。さながら若者の町。デモコースとしても、3年前までの高橋区長自宅包囲デモより、ずっと近いためか評判が良い。ただ、このために、前はデモの途中で合流してくれていたが、それができなくなり、参加できなかったとの後日報もあった。デモは大井町駅裏にある浅間台公園に到着。当該からのお礼と四度目のシュプレヒコールで、32周年糾弾闘争を終了。               
 昨年を上回る54団体92名の仲間の結集で、南部交流会集中闘争を成功裏に闘うことができた。                     皆さんの連帯・共闘に心から感謝します。              (「品川臨職共闘ニュース」より)

9・6南部反弾圧学習会を開催
中大生協闘争弾圧から学ぶべきこと

 
南部交流会は、9月6日、本年度の反弾圧学習会を「中大生協弾圧から学ぶべきこと」とのタイトルで設定して開催しました。
 講師は、この反弾圧闘争を不眠不休で闘った三多摩労法センターの二上節子さんにお願いしました。
 この弾圧の概要と反弾圧闘争、反弾圧闘争の成果と今後の課題、今後の反弾圧闘争に生かすべきこと、につき提起をしていただきました。成果と課題としては、獄中ー獄外一体の反撃で起訴を許さず全員奪還したこと、予期せぬ弾圧に遭遇し、長時間の取り調べ、執拗な転向強要をはね返した14名の頑張りは賞賛に値し、日頃の連帯・共闘の成果であること、また長年の反弾圧闘争の経験・蓄積を最大限発揮して早期奪還をかち取ったことであった、とされました。また、今後に生かすべきこととしては、1、完黙・非転向の共有、日頃からの相互の信頼関係の構築、職場・家族対策、闘争内容をしっかり伝達する弁護士接見、等々、現場でやり切ってきた側からの貴重な体験を語ってもらえました。
 南部交流会からも、弾圧は闘争の個別の局面を狙い撃ちにしてくるものであり、日頃の反弾圧闘争方針と一体のものとして、方針や局面の把握を闘う仲間の中でしっかり共有しておくことが重要であることを提起し、この日の議論を深めることができました。台風7号直撃下でしたが、皆さんの参加、ありがとうございました。