3・29南部春季集会を開催!
  例年より一足早い桜がほぼ咲きそろい、花冷えのする3月29日、南部春季集会が開催された。
今年の集会司会は南部労組・テック工業の仲間。「司会デビュー」である。7時を回るころ、まだ連帯発言パートTの予定者が未到着ではあったが、たくさんの発言予定を控えてもおり、集会開催宣言を発した。
連帯発言は、パートT(全都・課題)・ パートU(南部地域)の順も入り混じりながら、トップバッター中部交流会、破防法・組対法に反対する共同行動、渋谷のじれん、全関労東急分会、ユニオン東京合同ブリタニカ分会、全学研労組と続き、ここで南部交流会から基調提起。南部の現状と課題を分かりやすくかつ的確に示した提起。
引き続きの連帯発言は、労働法連絡会、争団連、鈴木さんとともに移動の自由を取り戻す会、教育と人権を考える品川の会。どの発言も、激化する攻撃と職場―地域で対峙して闘いぬき、現場共闘を通した闘いの前進と格闘する課題の共有を訴えた連帯発言だった。

 
このあと決意表明へ。4.14南部春季統一行動の現場であるス労自主、品川臨職、ふじせ支援共の仲間から、それぞれの現場への結集を含めた決意が述べられた。最後に南部労組。イデー、アールプロジェクト、中央ビル管理、テック工業、鈴木さんが前に並び決意を述べた。初めて集会で発言にたった仲間もいる。南部の新たな仲間、今後中心を担っていってもらいたい仲間達である。それぞれの個性と決意がみなぎり、とても良い発言だった。
集会の最後は行動提起とシュプレヒコール。4.28連絡会の仲間から、4.14南部春季統一行動と4.28南部集中行動(向島局闘争&全国集会)の提起がされた後、テック工業の仲間がおもむろに「シュプレヒコール!」。「一部抜粋」のコメントをものともせず、基調に刷り込んであったスローガンをひとつ残らずすべてやりきった。テック工業の仲間の渋く手ごたえのある声と中部某君の高らかな声とがコンパクトな部屋にこだまし、熱気あふれる集会の締めくくりとなった。(みなさんちょっと疲れました?)
 昨年1年の総
括と今年度方針を確認し、一年の新たな出発点ともなる春季集会。南部の闘いと連帯共闘関係の陣形を示し、新たに芽吹きつつある可能性を示唆した集会になったと思う。

エッソ本社−品川区役所−学研本社、3現場貫き
4・14南部交流会春季統一行動を打ち抜く!

ス労自主−エッソ本社前闘争
 朝8時半、品川駅港南口のエッソ本社が入るWビル通用口前に集合。設営の後、9時半まで朝ビラとマイク情宣を行う。本庁公安3名が敷地内から舗道上の我々を監視。介入を許さず、エッソ石油を含め出勤途中の多くの労働者に力強いアピールを展開した。
「06春闘勝利、8名の解雇撤回」等のシュプレヒコールを上げ、Wビル前(海岸通り側)に移動し、社前集会を開始。最初に京浜支部連委員長が挨拶、非専門職(事務・技能職=短大・高卒)労働者の一時金支給月率大幅引き下げ等の差別回答への抗議など春闘の状況と解雇撤回闘争勝利の決意が述べられた。
 連帯挨拶を教育社労組、ス労自主を支える会、次の現場の品川臨職共闘から受け、最後に当該のN氏からス労自主闘争勝利の決意表明が行われた。18団体24名の結集。
品川臨職−区庁舎前闘争
 ス労自主の現場から、本庁公安もそのまま品川区役所にやって来た。庁舎敷地内に徘徊する公安に強く抗議。本庁と品川・大崎署で計5名。彼らは「俺の方が先に来ているから抗議される言われはない」と、怒声を発する。抗議追及を浴びせた。
 管理職・総務職員は総勢30名。敷地内立入禁止に向け、チェーンを設置、階段上にピケを張った。この日は、区長会総会の当日であった。駐車場に車はなく、逃亡を続けている区長は、こちらの庁舎到着前に出たことは明らかだ。
 庁舎前に旗・幕を設営。正面口でマイク情宣、団交要求。全体で怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。下神明口に移動、管理職の10名程がそのままこちらの後を迫ってそこにピケを張る。マイクで責任者に呼びかけ、品川区当局の争議責任からの逃亡に抗議・糾弾した。続いて庁舎前集会を開催。司会は南部労組・テック工業。最初に当該から、区長に争議解決の決断を求めて、中労委命令、更に闘争領域の拡大を結合させて闘い抜く決意の表明を行なった。連帯挨拶は全関労東急分会、連帯・杉並の仲間からいただいた。南部労組の中央ビル管理の仲間からは、争議解決の報告が行なわれた。最後に、次の現場を控えたふじせ労組から決意の表明が行なわれ、当該のシュプレヒコールで行動を終えた。28団体40名の仲間の結集。

       エッソ本社前            品川区役所             学研本社前

ふじせー学研社前行動
 午後1時45分から学研本社前に。本庁3名、田園調布署2名が既に来ている。最初に全体で意思統一を行い、正面の社員通用口から団交申し入れ。受付に通すように求めるも、会社側はすぐに正面の鉄柵を閉めてしまう。社屋に向かってシュプレヒコール。
 郵便センター口、長原口も、会社はいったんすべての出入口を閉ざしてしまう。社員・来客が滞留し混乱すると、そのうち、長原口を開閉し、我々だけ排除。すぐに当該を先頭に長原口からも団交要求を行った。ガードマンに任せて役員は一人も姿を見せない。
 その後、全体で正面へ移動し、2時半から抗議集会。当該から、五反田移転を迎え撃つ局面に入ったふじせ闘争の経過と現状につき、報告。3月決算で連結50億円余の赤字の見込みで、株価低落を食い止めようと話題作りに焦る学研が終身高齢者賃貸住宅を故古岡秀人会長宅跡に建設した実態や、2番煎じ3番煎じの企画など厳しい批判と争議解決を迫る決意を述べた。連帯挨拶は、駿台予備校による非常勤講師の解雇を許さない会の当該、三合労藤商会、ユニオン東京合同ブリタニカ分会からそれぞれ発言を受け、最後に南部交流会から4・28連絡会の仲間がまとめと4・28南部集中闘争への呼び掛けを行い、支援共のS氏のシュプレヒコールで締めくくった。結集は、30団体41名。
 長丁場の行動に最後まで支援・結集してくれた地域・全都の仲間に感謝します。
≪南部交流会集中闘争≫
4・28不当処分27ヶ年糾弾闘争を闘う
反処分総決起集会に80名

 
4月28日(金)、4・28不当処分から丸27年というこの日、向島局闘争と総決起集会を南部集中闘争として闘った。また、昼には、連絡会・ネット・赤羽闘う会の4・28を闘う3団体で公社前集会を約60名で闘った。
 向島局闘争には30名の仲間が結集。我々が到着する前から、私服公安が向島署5名、本庁二課が2名の計7名が待機。当局職制も総動員だ。

 シュプレをやってから当該マイク情宣どビラ配布。そして、団交要求。と思ったら、総務課長、職員通用口の方へツツツと移動。窓口前でやられるのがよっぽど嫌らしい。そして、対応は相変わらず「受け取れません」以外は黙して語らず、「受け取れない理由を言え」「向島局は当事者じゃないのか」「判決を読んでるのか」「お前じゃだめだ。局長を出せ」…。何を言われても睨みをきかせるだけで口を開かない。   
 そして、局前での抗議集会。連帯挨拶を、赤羽局闘う会、連帯・大道測量、南部労組・テック工業、明大生協労組から受けて、当該被免職者・徳差が闘いの経過と決意表明。さらに、郵政職場の仲間と連絡会事務局から決意表明を受け、最後にシュプレ。

        向島局闘争              反処分総決起集会(南部労政会館)

 夜の決起集会は、最初に事務局を代表して川崎港局の仲間の挨拶、また、これから深夜勤務に向かう全逓新東京の仲間の決意表明。続いて、4・28弁護団・遠藤弁護士から高裁勝利判決以降の現状と今後の方向について報告を受けた。連帯挨拶は、共謀罪決戦を闘う共同行動、停職3ヶ月の処分に屈せず日の丸不起立を貫く教育労働者・根津さん、野宿者排除と闘う渋谷のじれん、弾圧に抗して闘う争団連(柴法)から受けた。基調提起を当該から受けた後、ギリギリ駆け付けた藤沢局で刑事失職と闘う稲田さんの裁判報告、集中闘争で闘った南部交流会の決意表明、当該被免職者である徳差・神矢それぞれから決意表明を受け、閉会。
会場の南部労政前は公安二課や大崎署の公安が監視。五反田での交流会も大いに盛り上がった。