東京南部地域からー3(05年6月1日)
3・30南部春季集会、4・8統一行動、
4・28集中闘争を打ち抜く!討論合宿も開催
<南部春季集会>
3月30日、南部交流会は春季総決起集会を南部労政会館で開催しました。
はじめに連帯挨拶パート1を受けました。北部共闘の仲間からは、連帯渡辺工業闘争が前日、解雇撤回・職場復帰をかち取っての解決調印を行ったとの勝利報告を交えて、発言があり、会場は早くも高揚感に包まれました。続いて破防法・組対法に反対する共同行動の仲間から、共謀罪との再々度の攻防を全力で闘おうとの呼び掛けがされた。また、労働法連絡会から労働法制の現状と改悪阻止の闘いが訴えられました。
ここで基調報告に移り、代表して品川臨職共闘の仲間が熱のこもった30分間を越える提起を行ないました。争議・職場闘争勝利を軸に、渋谷のじれんの仲間の反失業闘争や日の丸・君が代の強制と闘う卒業式・入学式への「品川の会」と共闘しての取り組みなど特徴的な闘いや連帯共闘課題に触れ、南部交流会の運動的・組織的強化をめざしてきた1年間の総括と方向性が提起されました。
続いて、パート1に到着が遅れた争団連、西部共闘の仲間から、それれぞれ争議局面の前進や地域共闘の拡充をかち取っている現状報告と連帯の発言が行われました。さらに、パート2の連帯挨拶として、地域の職場で闘う仲間から全関労東急分会、争議団からはユニオン東京合同ブリタニカ分会からの発言を受けました。人権と教育を考える品川の会、戦争協力はいやだの声を地域から南西部実行委員会、渋谷野宿者の生活と就労をかち取る自由連合、からとても詳しい闘争報告が行われました。
時間がだいぶおしてきてしまい、南部交流会からの決意表明は各3分程度とされましたが、ふじせ闘争支援共闘会議、品川臨職共闘、とめげずに発言、さらにス労自主、4・28連絡会と4・8統一行動、4・28集中闘争への結集も合わせ闘争勝利への決意が語られました。最後に、南部労組の新たな闘いにつきテック工業の仲間から、ういういしくもものおじしない調子で、会社の労基法違反を是正させ、団交で権利をかち取りつつある状況が報告され、頑張るとの発言は大きな共感を呼びました。最後に、4・8、4・28の行動確認とシュプレヒコールが行われ、集会をしめくくった。懇親会も盛り上がり、充実した一夜となりました。
4月8日、エクソンモービル本社ー品川庁舎ーホテルパシフィックの3現場を貫く南部交流会統一行動が打ち抜かれました。
<ス労自主 エクソンモービル本社闘争>
エッソ本社前では、8名の不当解雇撤回、84大弾圧・大阪地労委命令弾劾、05春闘勝利、事務・技能職への賃下げ・一時金回答粉砕、等を掲げてス労自主の行動を展開しました。
出勤する労働者への朝ビラ配布の後、Wビル前で集会を開始しました。当該労組からの基調提起、ス労自主を支える会、国労臨大弾圧を許さない会からの決意表明、最後に次の現場である品川臨職共闘の決意表明を受け、エッソ本社に向けて力強いシュプレヒコールを上げて締めくくりました。
本庁公安2課が2名、高輪署公安も道路脇と反対側道路から監視していましたが、一切の介入を許さず、行動を展開し抜きました。
<品川臨職共闘・南部労組 区庁舎前闘争>
続く現場は、品川区役所庁舎前。敷地周辺には例によってチェーンが設置され、管理職、総務の職員が広場へ上がる階段上で立ちふさがる構え。その背後に、本庁公安、品川署計8名が徘徊。
正面口での団交要求、さらに下神明口へ移動して団交要求を展開しました。下神明口では、管理職に肉薄し、中労委担当者に抗議、区長及び総務部長・課長への面会を要求しました。中労委担当の安藤サンは、当局のでたらめな最終意見陳述書の内容を追及されると、「書いたとおりです」と答えたが、他の管理職に諭され、その後は他の管理職と共に沈黙、当該から追及されないよう目をそらし石のように固まってしまいました。
正面口で庁舎前集会を開催し、当該から争議の経過、品川区の年度末における非常勤労働者大量解雇、新年度からの定年制導入、賃金引き下げ等をともなう制度改悪等の報告と佐久間解雇撤回への決意が述べられました。連帯挨拶では日野遺跡労の解決、連帯渡辺工業の勝利が報告され大きな拍手がわきました。渋谷のじれんからの報告を受け、決意表明を次の現場のふじせ労組から受けて闘いを終了しました。
<ふじせ労組 ホテル・パシフィック前抗議行動>
3番目の現場は、東京ふじせ企画労組のイベント闘争。
品川駅高輪口正面にあるホテルパシフィックで、4月8日に学研創業60周年記念企画として社員対象の講演集会があった。06年が60周年にあたり、来年にかけて記念事業を予定していますが、その第1弾、ノーベル賞受賞者の小柴昌俊氏と作家の伊集院静氏の講演集会です。学研は、4月初めに、本社の五反田移転を社内発表しました。着工06年、完成08年で23階建てのビルを西五反田に建てるというもの。巨額の借り入れも必要ですが、社内では、「そんな余裕があるのか、我々の待遇を改善しろ」とのこのかんの労働強化への不満の声が早くも起きたという。
午後1時30分からホテル周辺に旗・横断幕を設営し、玄関ロビーにつながる3カ所に分かれてビラ配布を開始、正面ではマイクを据えてアピールし、ホテル利用者、通行人に情宣を行いました。当該から、争議を抱えて不祥事も続出の学研の実態、問題体質を訴えて、続いて教育社労組(出労交)、連帯大道測量(争団連)、ス労自主(南部交流会)と次々にリレー情宣を行ってもらいました。最後に全員が正面に集合して、「争議を抱えた60周年イベント糾弾」のシュプレヒコールをホテルに向けて浴びせて行動を終えました。長時間の統一行動への地域・全都からの結集に感謝します。
<4・28大崎局前ー反処分総決起集会=南部交流会集中闘争>
4月28日は、郵政当局の不当処分に対する26周年闘争を南部交流会集中闘争として設定し、大崎郵便局前での争議解決要求行動、そして南部労政会館での反処分総決起集会への地域からの結集に取り組みました。午後4時半からの大崎局前行動では、61名の仲間が参加、争議解決の団交申し入への不誠実な対応に抗議、局前集会を開催しました。
南部労政での総決起集会では、弁護団からの裁判闘争報告、連帯渡辺工業の仲間からの争議勝利報告、同じく全金本山労組東京分会の仲間からの解決報告や、争団連、日の丸・君が代処分と闘う仲間、加古川、松山、仙台、東京など全国の全逓の職場労働者からの連帯挨拶、免職者当該からの決意表明が行われ、熱気あふれる集会で、免職者の職場復帰まで共に闘おうとの共通の思いをさらに強くしました。111名の結集でした。
<南部交流会合宿討論>
連絡会も加入する南部地区労働者交流会の合宿を5月27日、三浦海岸の三崎で開催。南部各争議団の現状共有や、地域共闘の強化、野宿労働者の闘い、日の丸君が代処分との闘い、共謀罪の決戦局面など、地域的課題等について討論。翌日は、三崎のマグロを肴に、波止場で交流しまし。楽しかったです。