委員長のきまぐれ「週報」 争議団的暮らしとは

第5回 真夏の夜の怪気炎
( 2000年7月10日〜8月5日)

組合活動週報
7月10日(月) 9・14反弾圧闘争第1回実行委員会
11日(火) 洋書センター弾圧第18回刑事公判、4・28闘争・広島へ出発
12日(水) 4・28連絡会・全逓全国大会闘争(広島)
13日(木) 東工大弾圧・救対会議
14日(金) 出版関連労組交流会議・出版労連定期大会へ情宣、教育社闘争新宿デモ、ふじせ闘争支援共闘会議
15日(土) 地域共闘交流会
16日(日) 大道測量闘争・取締役自宅闘争
17日(月) 三河島社長自宅、ケミカルプリント・ユーザー自宅闘争、南部交流会事務局会議
18日(火) 鳥井電器弁護団会議、労働法連絡会職場報告会(私鉄・バス)
19日(水) 渡辺工業社前闘争、柴田法律事務所闘争・池袋デモ
21日(金) 学研本社朝ビラ・昼情宣、鳥井電器闘争支える会
24日(月) 学研第3ビル朝ビラ、鳥井電器社前闘争・昼集会(南部集中闘争)、品川臨職庁舎前闘争、出版関連労組交流会議・職場交流会
25日(火) 学研イベント闘争(教育工学研修セミナー・大井町)、南部労組労働相談
26日(水) 大口製本本社闘争・昼集会(出労交集中・北部集中行動)、南部交流会例会
27日(木) 東工大地裁前情宣・第2回刑事公判、ふじせ闘争支援共闘会議
28日(金) 学研第2ビル朝ビラ、南部労組職安前情宣、4・28東京郵政局闘争
29日(土) 組対法・破防法に反対する共同行動、「治安国家化と対決する7・29集会」
31日(月) 大道測量社前闘争、廣川書店社前昼集会、出版関連労組交流会議例会
8月1日(火) 9・14反弾圧闘争第2回実行委員会
3日(木) 学研イベント闘争(サムデイクラブ・横浜)
5日(土) 争議団連絡会議例会



 4週間ぶりと、またまた間が空いてしまいました。この4週間は、各地域や出版産別等の集中闘争での集会・デモが多く闘われました。毎年、夏休み前のこの時期は、前半戦の締めくくりとして各争議団が力を入れた行動を行います。
 「争議団に盆・暮れや夏休みがあるのか?」と言う方もあるでしょうが、これが一応あるのです。8月は現場闘争を入れてもなかなか結集が困難(暑いし、支援の職場の人も動きづらい等)なのでせいぜい第1週で、あとは9月まで現場を入れない争議団が多いのです。争議団も水商売と同様に「にっぱち」があるわけです。でも、8月は何もしないわけではなく、普段なかなかできない各争議団および共闘団体の合宿や集中討論等が盛んに行われます。7月までで皆、現場で十分に日焼けして(夏バテでへろへろになり)、8月は屋内で頑張ろう(ごろごろしていよう)と闘いの戦略を練り、口角泡を飛ばすわけです。
 そう言えば夏は労働組合、それも単産組織の定期大会も多く開催されますね。殆どが温泉地等で観光を兼ねて開かれるようです(地元は大量の宿泊客を見込み歓迎の垂れ幕などが飾られます)が、私たち争議団・共闘団体は近場でもっと真剣で内容の濃い討論を行います(数では負けますが)。私も支援で広島に行ってきましたが、全逓全国大会会場前で、4・28連絡会を初め闘う仲間が「連合・全逓本部」に抗議し、大会代議員にビラを配布し、集会を開催しました。4・28処分撤回闘争(「発信25時」内で闘争を掲載)を切り捨て、郵政省当局と一体になって郵政事業の発展のために現場労働者の使い捨てを推進するまでに変質してしまった本部に対し、被免職者・現場の全逓労働者が本来の闘いの姿を対置して突きつける行動を炎天下で展開したのです。現在の日本の労働運動の状況と私たちの存在する位置を示す縮図がここにも現出しています。先日の国労大会も国鉄闘争の政治収拾をめぐり大荒れだったようです。
 もっとも前日は私たちもくつろいで広島のおいしい酒を堪能し、楽しい一夜を過ごしました。十日市町の交差点にある「あまのじゃく」という居酒屋でしたが、おすすめです。もちろんお好み焼きも昼間食べました。暑い広島でビールを飲みながらお好み焼きというのも良いものです。

 さて、私たちのふじせ闘争ですが、他争議団と違って7月に追い込みをかけるという展開を取っていません。6月末の株主総会で前半戦を締め、7月からは後半戦にきっちり入って行こうと、社前闘争、イベント闘争を展開します。まあ、毎年、学研のイベントが決まって入るからですが・・・。
 ここで今回言いたいことになります。私たちのような争議も長期化する中でスケジュール闘争になりがちなところがあります。惰性で日程をこなしていくというか、経営との攻防であるはずの闘いが、どこかで相手との間で予定調和的に展開されてしまうことになると膠着状態に陥って局面は打開されないまま推移します。ふじせ闘争は、そうした傾向とも闘うことで今日の局面を切り拓いてきました。下請経営者追及から学研に攻め登る闘い、学研の多数の暴力職制を総員しての排除をうち破る闘い、労働委員会の不当命令に屈しない闘い、仮処分・間接強制による現場行動圧殺との闘い、学研本社・関連の人々との連帯形成、等々、随所で私たちは経営の予想や思惑を越える闘いを積極・果敢に打ち抜き、学研経営を追いつめる態勢を築き上げてきました。私たちと共に全都・全国で自力で運動をつくって頑張ってきた闘う仲間の争議も、間違いなく同様にして前進し、また勝利をかち取ってきています。いま、ややもするとそのことが忘れられかねない傾向には注意を喚起したいところです。日常性に根を下ろしながらも日常性を越えていく、それが私たちの姿勢です。「発信25時」という、このサイトの名称もそこから来ています(深夜をイメージし、アダルト系のサイトと間違えてアクセスした人たちもいたらしい)
 ふじせ闘争は、これ以降の闘いの中でもこの姿勢を体現していくことをこの場を借りてお約束いたします。局面の転換に注目していっていただきたいと思います。「週間ダイヤモンド」の7月29日号の「新会計基準でくっきり強い会社・危ない会社」という特集で学研が上場1041社中でワースト48位にランクされていました。「巨艦学研も沈没寸前」という指摘の社内からの告発文書も飛び交っているわけですが、経営陣たちを見ていると、最終的に会社が潰れても自分たちの蓄えがあれば逃げ出せば良いと考えているのではないかと思える程に、サラリーマン役員らしいというか、無責任な姿勢が窺え、これは目に余ります。私たちは、解雇撤回=業務再開(雇用保障)での争議解決をかち取る上でも、このような投げ出しを許さず、追及を進めていくつもりです。
 いま、深夜25時。強気の発言は、きょうのところはこの辺で。お休みなさい。