夏から秋へ 学研の民事弾圧を許さず、闘う!
8・2学研社前行動を打ち抜く!
 家族参観日で経営側は、横断幕・幟まで用意

 8月2日、学研社前行動を展開しました。会社は学研家族参観日、12時〜13時40分までの行動で、参加の親子が往来する学研本社前で
学研の争議の実態、悪質な民事弾圧について情宣しました。会社側は昨年12月の株主総会時に続き、組合の幟・横断幕を張らせないように、わざわざ「学研」や「GAKKEN」と書かれた緑色の幟や横断幕を多数据え付けました。しかし、空いている箇所に組合の幟や横断幕を据え付けて、両者のコントラストでかえって組合のものが目立つことになりました。
結集した多くの仲間と共にビラを配布、マイクでも争議状況を現出し行動をやり切りました。
7・19学研社前 宮原社長、小早川ココファン会長に抗議
 7月19日の社前闘争では、悪質な金の取り立てと嫌がらせを執拗にくり返して闘争圧殺を狙う学研を許さず、出社してきた小早川学研ココファン会長(学研HD取締役)と宮原社長に抗議の声を浴びせるなど、多くの仲間の結集で社前行動を打ち抜きました。

         8・2学研社前行動                        9・27帝国ホテル前

9・27古岡滉元社長のお別れ会で意思表示
 1978年の争議突入時、副社長で、その後、父親の創業者=古岡秀人氏のあとを継いで社長になった古岡滉(ひろし)氏は、終始、組合に暴力的に敵対、父親と共に組合の団交申し入れ行動を禁圧する間接強制攻撃も仕掛けてきました。
 経営からは退いていましたが、先日死去し、9月27日に社葬=「お別れ会」が帝国ホテルで開催されました。「社葬」であれば、秀人氏と同様、争議責任・弾圧責任を取ることなく亡くなってしまった古岡滉氏に対しての私たちの向き合い方として、第1次の民事弾圧と暴力労政の張本人である古岡一族の体質を引き継いで反省のない学研経営の2013年以降の第2次民事弾圧を指弾する意思表明を明確に行うことこそ相応しいと考え、参加の皆さんや通行の方に訴えるビラを配布しました。それを受け止め、多くの方が受け取ってくれました。   9・27帝国ホテル前
<3つの裁判が進行>
 学研・ふじせ闘争では、学研ココファン損賠訴訟の昨年2月の一審地裁不当判決を受けて当該組合員の預金口座への差押え、さらには今年2月の最高裁不当決定を受けて、組合員の自宅への差押え=強制競売攻撃が2度にわたって仕掛けられ、こうした執行費用等まで請求の新たな損賠訴訟(360万円請求)、第2次強制競売の債権1340万円請求に対する請求異議審(執行停止の担保金400万円)、4月の仙台での東北ベストスタディ損賠判決(55万円の支払い命令)への控訴審、と3つの裁判が進行中です。
9・4学研ココファン新損賠訴訟
 9月4日、口頭弁論が地裁民事28部635号法廷で開かれた。2月の最高裁での判決確定後、すぐに従わなかったので、3月、強制競売(予納金60万円がかかった)やネット記事削除の申請を余儀なくされ費用もかかった等で不当な強制執行や弁護士費用等を360万円として計上し、組合側につけを回す形の虫の良いの請求提訴に、裁判長も動機や趣旨につき原告に質問せざるを得ませんでした。裁判所がこんなものまで容認するのか、今後の進行が注目されます。
9・6東北BS損賠控訴審 市村弘裁判長らを忌避!
9月6日、仙台での控訴審第1回。法廷に先立ち、仙台繁華街での街頭情宣を展開、
法廷では、こちらの証人請求、争点に直結する会社の文書提出命令申請、学者の意見書提出予定を(学研代理人にお伺いを立てつつ)全て却下し結審しようと図った市村弘仙台高裁裁判長と両陪席に、その場で忌避を通告、法廷は延期となりました。
学研がココファン損賠と同時期に仙台地裁で起こして遠方への呼出しを狙った嫌がらせ訴訟(=買収した進学塾で起きたリストラ等の出来事を掲載したビラの記事を対象に名誉毀損とした損害賠償請求)で、4月26日一審で55万円の支払い等を命じる不当判決が出された事件の控訴審です。東北ベストスタディで行われたリストラ=退職勧奨の実態、このときの社員の削減の実数が争点になり、地裁では組合は退職勧奨の面接に当たった当時の役員だった方が期限ぎりぎりに陳述書を書いてくれたが証言できなかったため、控訴審で証人申請を行い、また、社員数の変化を東商信用録を証拠に立証したにもかかわらず、高取裁判長は根拠もなくその信用性を否定したので、今回は、リストラ前後の会社の賃金台帳(社員名簿)の提出を求めたのですが、市村裁判長は、全て「必要なし」との不当な結論で、控訴審打ち切り=判決期日指定へ向かおうとしたのでした。
9・8地裁7部申入れ、請求異議事件は合議制に変更!   間接強制違反を言い立てた請求(第2次強制競売)への異議審が係る地裁7部に9月8日、全国結集行動で大道闘争と共に申し入れを行いました。
 削除されていないネット記事が間接強制決定文の範囲外にあり(昨年2月のココファン損賠訴訟地裁判決文自体に誤り下があり、今年3月の間接強制決定文のミスのため)、5月に決定の修正(「更正決定」通知)が送られてきたが、学研側は、それ以前の4月1日から「決定違反」を言い立てて起算、1340万円を「債権」として再び組合員の自宅を差し押さえてきた。判決・決定の誤りから生じた不作為義務の周知もれにつき、相手方に明示せず、日数を稼いで金の取り立てを狙うことは許されない。担保金400万円で「執行停止申立て」、合わせて「請求異議」を申立てた。
申し入れで、こうした学研の悪辣な間接強制と間違い判決の悪用につき、まさに法外な請求を却下するように、と行ったものですが、この結果、裁判官は単独でなく合議に変更したとの連絡が後日ありました。新損賠と請求異議は同日の予定になりました。
<裁判日程>
 10月16日(10:30〜635号)新損賠
       (13:15〜606号)請求異議審   (仙台は忌避で期日未定)

9・9第42回全都反弾圧集会・デモを闘う!
 爽やかな秋晴れとなった9月9日、第42回全都反弾圧闘争が闘われました。12時30分に会場となった中目黒住区センターに集合。予定より若干経過した午後1時15分を回った頃から、北部共闘(連帯・東洋化学)、南部交流会(南部労組・福祉協会)のフレッシュな仲間の司会で集会を開始。
 連帯挨拶を、沖縄一坪反戦地主会、破防法・組対法に反対する共同行動、医療観察法ネットワーク、経産省テントひろば、等の仲間から受け、続いて職場闘争報告を中部労組東邦エンプラ(解雇され争議団になったところ)、連帯労組武蔵学園から受けました。
 この後、司会からのカンパアピール、そして基調報告が争団連事務局から行われました。自宅差押えにまで至っている争議団闘争への民事弾圧や、共謀罪制定・戦争国家化の状況に触れ、共に打ち破っていくことを共に確認した(控え室で任務分担者が打合わせ)。続いて前日から霞ヶ関情宣、全国結集の裁判所抗議、そして全国交流会企画会議に参加の全国の争議団が登壇し、挨拶。続いて決議文採択では「戦争と治安弾圧に反対する集会決議」を立川自衛隊監視テント村、「労働法制の大改悪に反対する集会決議」を労働法連絡会から読み
上げ、拍手で採択されました。



 決意表明は民事弾圧と闘う東京ふじせ企画労組、連帯労組・大道測量から、最後に行動提起が行われ、15時となったのでシュプレヒコールはデモ開始時に行うこととし、階下から建物裏手に出て、目黒川沿いの通りで隊形を組む。
 シュプレを上げながらデモ出発、表の山手通りに回って、中目黒駅前を通り北上、246号線に出るまでは路線バスを優先させるなど目黒署のダラダラ警備で先導車がトロトロ走り予定より大幅に時間がかかりました。246を右折、途中進路右手路地奥の東急本社近くにある東邦エンタープライズへ向けて当該がシュプレ、道玄坂上を左折、ハチ公前交差点への道玄坂繁華街を道いっぱいに拡がりデモ、ガードをくぐり明治通りを左折、工事中の無残な姿の宮下公園前でのじれんの仲間が野宿者排除に抗議の声を浴びせる。最後、神宮通公園に到着したのは16時30分を回ったが、宮下公園寝る会、差別・排外主義に反対するネットワーク、監視弁護団の吉田弁護士からまとめの発言を受け、シュプレを上げて闘いの成功を確認し散会した。107名の仲間の参加、例年の集会場が取れず、初めての会場となった影響もあったか、昨年を若干下回ったが、熱気ある集会・デモを盛り上げて打ち抜くことができました。

10・13全争議団闘争勝利!総決起集会へ!
10月13日(金)18:30〜豊島生活産業プラザ(池袋) 争議団連絡会議
10・26争団連統一行動
東邦エンタープライズ社前 裁判所抗議 学研・ふじせ闘争